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iPhone 8はeSIMに対応している?使えるSIMの種類を解説

iPhone 8と物理SIMカードを並べてeSIM非対応であることを分かりやすく示したイメージ 比較

iPhone 8はeSIMに対応していません。通信回線を契約するときは、基本的に物理タイプのnanoSIMカードを選ぶ必要があります。

「eSIMを申し込んでしまった」「楽天モバイルでiPhone 8を使いたい」「自分の端末が本当にeSIM非対応なのか確認したい」という方も大丈夫ですよ。iPhone 8で使えるSIMの種類から、eSIM対応iPhoneとの違いまで順番に解説します。

iPhone 8はeSIMに対応している?

結論からいうと、iPhone 8はeSIM非対応です。iPhone 8本体にeSIMを利用するための仕組みが搭載されていないため、設定変更やアプリのインストールによってeSIM対応にすることもできません。

iPhone 8が発売されたのは2017年9月です。AppleがiPhoneでeSIMへの対応を始めたのは、その翌年の2018年に登場したiPhone XS・iPhone XS Max・iPhone XRの世代からとなります。

つまり、iPhone 8は「設定が足りないからeSIMを使えない」のではなく、端末そのものがeSIMに対応していないということですね。

iPhone 8 PlusもeSIMには対応していない

iPhone 8と同じ世代のiPhone 8 Plusについても、eSIMには対応していません。

「Plusなら上位モデルだから対応しているのでは?」と思うかもしれませんが、画面サイズやカメラなどには違いがあるものの、eSIMへの対応状況は同じです。

iPhone 8シリーズで通信会社の回線を利用する場合は、基本的に物理SIMカードを使うと覚えておくと分かりやすいですよ。

iPhoneでeSIM対応が始まったのはXS・XR世代から

iPhoneのeSIM対応を考えるときは、「iPhone XS・XS Max・XRが境目」と覚えておくと便利です。

主なモデルを比べると次のようになります。

iPhone 発売年 eSIM 物理SIM
iPhone 8 2017年 非対応 nanoSIM対応
iPhone 8 Plus 2017年 非対応 nanoSIM対応
iPhone X 2017年 非対応 nanoSIM対応
iPhone XS 2018年 対応 nanoSIM対応
iPhone XS Max 2018年 対応 nanoSIM対応
iPhone XR 2018年 対応 nanoSIM対応
iPhone SE(第2世代) 2020年 対応 nanoSIM対応
iPhone SE(第3世代) 2022年 対応 nanoSIM対応

特に間違えやすいのがiPhone Xです。名前だけを見るとXSに近いのですが、iPhone XもiPhone 8と同じ2017年世代なのでeSIMには対応していません。

反対に、ホームボタンのあるiPhoneでも、後に発売されたiPhone SE(第2世代・第3世代)はeSIMに対応しています。見た目だけでは判断せず、正確な機種名を確認することが大切ですよ。

iPhone 8で使えるSIMの種類は?

iPhone 8でモバイル通信を利用する場合は、nanoSIMという小型の物理SIMカードを使用します。

SIMカードは、契約している電話番号や通信回線をスマートフォンで利用するために必要なものです。iPhone 8の側面にSIMトレイがあり、そこへnanoSIMを1枚装着して利用します。

ここは「SIM」と「eSIM」という言葉が似ていて少しややこしいですよね。違いを簡単に整理しておきましょう。

iPhone 8で使うのはnanoSIM

物理SIMカードには過去に標準SIMやmicroSIMなど複数のサイズがありましたが、iPhone 8が採用しているのはnanoSIMです。

nanoSIMは小さなカードなので、通信会社からSIMカードが届いたら、対応するサイズにしてSIMトレイへ入れます。

楽天モバイルのように複数のサイズへ切り離せる「マルチSIM」が届くサービスでは、iPhone 8で使用するnanoSIMのサイズに切り離して装着します。

ただし、無理に違うサイズへ切ったり、向きを間違えて押し込んだりするのは避けましょう。SIMトレイやカードを傷める原因になります。

物理SIMとeSIMは何が違う?

eSIMの「e」はEmbedded(組み込み型)を意味します。簡単にいうと、スマートフォン本体に組み込まれたSIMの仕組みです。

物理SIMでは小さなカードをスマートフォンへ差し込みますが、eSIMでは対応する通信プランを端末へ登録して利用します。

比較項目 物理SIM eSIM
カード 必要 不要
iPhone 8 利用可能 利用不可
iPhoneでの主な対応世代 iPhone 8などでも対応 iPhone XS・XS Max・XR以降の対応モデル
回線の設定 SIMカードを端末へ装着 eSIMプロファイルなどを端末へ設定
カードの差し替え 必要 不要

eSIMには、SIMカードの配送を待たずに手続きを進めやすいことや、カードを紛失する心配がないことなどの利点があります。

海外旅行でも、渡航先向けのeSIMをオンラインで購入して利用できるサービスが増えています。ただし、便利なeSIMも端末側が対応していることが大前提です。

iPhone 8ではその条件を満たせないため、eSIMサービスを購入しただけでは利用できません。

iPhone 8はデュアルSIMにも対応していない

もう一つ押さえておきたいのが、iPhone 8では一般的な方法で2回線を同時利用するデュアルSIM運用ができない点です。

iPhone 8には物理SIMを入れるSIMスロットが1つあり、eSIMにも対応していません。そのため、物理SIM+eSIMという組み合わせも利用できません。

比較的新しいiPhoneでは、仕事用とプライベート用で電話番号を分けたり、日本の回線を残したまま海外用回線を追加したりできます。

iPhone 13以降の対応モデルでは、2つのeSIMを利用するデュアルeSIMにも対応しています。

この違いは、単に「カードを入れるかどうか」だけではありません。複数回線を柔軟に使いたい人にとって、iPhone 8と新しいiPhoneでは使い勝手に大きな差があるといえるでしょう。

iPhone 8がeSIM非対応か自分で確認する方法は?

「ネットの記事だけではなく、自分のiPhoneでも確認したい」という方は、設定画面などをチェックしてみましょう。

eSIM対応端末ではモバイル通信の設定にeSIMを追加するための項目があります。また、端末を識別する情報から確認する方法もあります。

「設定」のモバイル通信を確認する

まずはiPhoneの設定画面を確認する方法です。

  • 「設定」アプリを開く
  • 「モバイル通信」をタップする
  • eSIMを追加する項目があるか確認する

eSIM対応iPhoneでは、eSIMを追加するための項目が用意されています。

ただし、表示名称はiOSのバージョンなどによって異なる可能性があります。「自分の画面が説明と少し違う」と慌てなくても大丈夫ですよ。

そもそもiPhone 8はハードウェアとしてeSIM非対応なので、設定を探して機能を有効にできる機種ではありません。

「*#06#」でEIDを確認する方法もある

端末情報から判断する方法もあります。

電話アプリを開いてキーパッドから「*#06#」を入力すると、端末の識別情報を確認できます。

eSIMに関係する情報として注目するのがEIDです。EIDはeSIMを搭載する端末を識別するために使われる番号で、iPhone 8ではeSIMに対応していないためEIDは表示されません。

ただ、iPhone 8を使っていることがすでに分かっているなら、EIDの有無まで確認しなくても判断できます。

「中古で買ったので本当にiPhone 8なのか分からない」といった場合は、まず「設定」→「一般」→「情報」で機種情報を確認するほうが分かりやすいでしょう。

iPhone 8で楽天モバイルなどを使うならeSIMではなくSIMカードを選ぶ

iPhone 8がeSIM非対応だからといって、格安SIMや楽天モバイルなどの通信回線そのものがすべて使えないわけではありません。

ここはかなり大事なポイントです。「eSIM非対応」と「その通信会社を利用できない」は別の話なんですね。

たとえば楽天モバイルでは、iPhone 8は対応機種とされており、4Gデータ通信・通話・SMSなどを利用できます。ただし、iPhone 8で契約する場合はeSIMではなく物理SIMカードを選ぶ必要があります。

楽天モバイルでは物理SIMを選択する

楽天モバイルでiPhone 8を使う場合、申し込み時のSIMタイプはSIMカードを選びます。

楽天モバイルの物理SIMは、必要なサイズに切り離して使用するマルチSIMです。iPhone 8ではnanoSIMサイズを利用します。

大まかな流れは次のとおりです。

  • 楽天モバイルで回線を申し込む
  • SIMタイプで物理SIMカードを選択する
  • SIMカードを受け取る
  • 必要な開通手続きを行う
  • nanoSIMサイズにしてiPhone 8へ装着する
  • 必要に応じてキャリア設定を更新する
  • モバイル通信や通話が利用できるか確認する

MNPで他社から電話番号を引き継ぐ場合は、回線切り替えの手続きも必要です。MNPワンストップに対応する事業者からの乗り換えでは、MNP予約番号を事前に取得しなくても手続きできる場合があります。

契約方法や必要な本人確認書類、開通手順は変更される可能性があるので、実際に申し込むときは通信会社の最新案内を確認してくださいね。

SIMロックの状態にも注意する

iPhone 8は2017年に発売された機種なので、中古端末や以前キャリアで購入した端末ではSIMロックの状態にも注意が必要です。

現在販売されている新しいスマートフォンとは事情が異なり、iPhone 8が販売されていた当時はキャリアによるSIMロックが一般的でした。

そのため、他社のSIMカードを入れて使おうとしている場合は、契約前にSIMロックの状態を確認しておくと安心です。

SIMロックが解除されているか分からない場合は、購入した通信会社の案内やiPhoneの端末情報を確認しましょう。

対応バンドも確認しておくと安心

SIMカードの形が合っているだけで、すべての通信会社を同じ条件で利用できるとは限りません。スマートフォンと通信会社が利用する周波数帯の組み合わせも関係するからです。

iPhone 8の技術仕様には、楽天モバイルが使用するバンド3や700MHz帯のバンド28が含まれています。

楽天モバイルでは2024年6月27日から700MHz帯、いわゆるプラチナバンドの商用サービスが始まっています。

ただし、端末が対応する周波数帯を備えていても、実際につながるかどうかはエリアや電波状況にも左右されます。「対応バンドだから、どこでも必ず快適につながる」と考えないほうがよいでしょう。

iPhone 8で楽天モバイル以外の通信会社を使いたい場合も、契約先が公開している動作確認端末一覧を申し込み前に確認するのがおすすめです。

iPhone 8用にeSIMを買ってしまったらどうする?

「海外旅行用のeSIMを買ったあとで、iPhone 8が非対応だと気づいた」というケースもあるでしょう。

残念ながら、購入したeSIMをiPhone 8へ無理にインストールして利用する方法はありません。eSIM対応端末を用意するか、購入したサービス側で変更・キャンセルなどが可能か確認する必要があります。

eSIM対応の別端末で使えるか確認する

購入済みeSIMが別端末で利用できるサービスなら、SIMロックなど利用条件を満たしたeSIM対応スマートフォンへ設定する方法があります。

たとえば、iPhone XS・XS Max・XR以降の対応iPhoneを持っている場合は候補になります。

ただし、購入したeSIMによって利用条件は違います。すでにプロファイルをインストールしたものを別端末へ移せないサービスや、再発行に制限があるサービスもあります。

そのため、自己判断でeSIMを削除するのは避けたほうが安全です。特にプリペイドタイプでは、一度削除すると再インストールできない場合があります。

家族や友人へ譲れるとは限らない

eSIMサービスによっては、未使用のeSIMを別の対応端末で利用できるケースがあります。

ただし、契約者以外への譲渡が認められているかどうかはサービスごとの利用条件によります。「自分のiPhone 8で使えないから家族にあげればいい」と一律には判断できません。

購入先の規約やサポートに確認してから対応しましょう。

海外旅行なら物理SIMやWi-Fiという選択肢もある

iPhone 8で海外へ行く場合、eSIMだけが通信手段ではありません。

渡航先や利用条件によっては、現地対応の物理SIMカード、通信会社の海外ローミング、レンタルWi-Fiなどを検討できます。

大切なのは、「eSIMが便利そうだから」という理由だけで先に購入しないことです。iPhone 8ではeSIMが使えないと分かっていれば、最初から物理SIMなど別の方法を選べます。

海外旅行直前に気づくと通信手段を準備し直すことになるので、出発前の端末チェックは意外と重要ですよ。

iPhone 8を今後も使うならeSIM以外の対応状況も確認しよう

iPhone 8で物理SIMによる通信ができているなら、「eSIMを使わないから、このままずっと使えばいい」と考える方もいるかもしれません。

ただ、筆者としては、2026年時点ではeSIMの有無だけでなくOSの対応状況まで含めて考えることが大切だと考えています。

iPhone 8はA11 Bionicチップを搭載した2017年発売のモデルで、ホームボタンとTouch IDを搭載しています。使い慣れた操作感を気に入って、長期間利用している方もいるでしょう。

一方、メジャーOSとしてはiOS 16までの対応となっており、iOS 26の対応機種には含まれていません。

これは「今日から突然使えなくなる」という意味ではありません。しかし、新しいOSを前提とした機能やアプリとの相性を考えると、長期利用では少しずつ制約が増えていく可能性があります。

eSIMを使いたいなら買い替えも一つの方法

これからeSIMを積極的に利用したいなら、対応iPhoneへの買い替えを検討するのも一つの方法です。

特に次のような使い方をしたい方は、eSIM対応のメリットを感じやすいでしょう。

  • 海外旅行で現地向けeSIMを利用したい
  • SIMカードの到着を待たずに回線を開通したい
  • 1台のiPhoneで複数回線を使い分けたい
  • 仕事用と個人用の回線を分けたい
  • 通信障害などに備えてサブ回線を持ちたい

ただし、eSIMを使わないという理由だけでiPhone 8を買い替える必要はありません。

物理SIMで必要な通信ができ、現在利用しているアプリにも問題がなければ、eSIM非対応そのものが直ちに困りごとになるわけではないからです。

ここは「新しい機種のほうが便利だから買い替えるべき」と一律に考えるのではなく、自分が何をしたいのかで判断するのがよいと思います。

「eSIM対応」だけで中古iPhoneを選ばないことも大切

中古iPhoneへ買い替える場合にも注意があります。

「iPhone XS以降ならeSIM対応だから大丈夫」と考えがちですが、端末を長く使うなら、eSIM対応の有無だけでなくOSサポート、バッテリー状態、ストレージ容量、利用したい通信会社への対応なども確認したほうが安心です。

特に古いiPhoneから古いiPhoneへ買い替えると、せっかくeSIMには対応できても、OSやバッテリーなど別の部分ですぐに不満が出る可能性があります。

個人的には、iPhone 8から買い替える目的を「eSIMを使えるようにする」だけで終わらせず、今後何年くらい使いたいのかまで考えて機種を選ぶことがポイントだと感じます。

iPhone 8のeSIM対応についてどう考える?

iPhone 8がeSIMに対応していないこと自体は、不具合でも設定ミスでもありません。2017年に登場したiPhone 8と、AppleがeSIM対応を始めた2018年のiPhone XS・XS Max・XRとの世代差による仕様です。

筆者として特に注意してほしいと感じるのは、「通信会社がeSIMに対応している」と「自分のiPhoneがeSIMに対応している」を混同しないことです。

たとえば通信会社の申し込み画面に「SIMカード」と「eSIM」の2種類が表示されていても、好きなほうを自由に選べるとは限りません。iPhone 8を使うのであれば、端末側の制約によって物理SIMを選ぶ必要があります。

同じことは海外旅行向けeSIMにも当てはまります。eSIMサービスが日本や渡航先で利用できるとしても、iPhone 8では利用できません。

通信サービスを選ぶときは、「サービスがeSIMを提供しているか」→「自分の機種がeSIM対応か」→「その機種が利用する通信会社に対応しているか」という順番で確認すると、申し込み後の失敗を減らせます。

また、iPhone 8は発売から長い年月が経過しています。物理SIMで通信できることと、今後も長期間快適に使えることは別問題です。

eSIMが必要ない方なら急いで買い替える必要はありませんが、OS対応やアプリの利用状況、バッテリーの状態なども含め、「今の使い方に合っているか」を定期的に確認していくのが現実的でしょう。

まとめ:iPhone 8ではeSIMではなくnanoSIMを使おう

iPhone 8はeSIMに対応しておらず、モバイル回線では物理タイプのnanoSIMを利用します。同じ世代のiPhone 8 PlusやiPhone XもeSIM非対応です。

AppleがiPhoneでeSIMへの対応を始めたのは、2018年発売のiPhone XS・iPhone XS Max・iPhone XR以降の対応モデルです。

iPhone 8で楽天モバイルなどを契約するときも、eSIMではなく物理SIMカードを選びましょう。通信会社によって対応状況が異なる可能性があるため、契約前には動作確認端末やSIMロックの状態も確認しておくと安心です。

すでにeSIMを購入してしまった場合、iPhone 8の設定を変更して利用可能にすることはできません。購入したサービスの利用条件を確認し、対応する別端末での利用やキャンセル・変更などが可能か問い合わせてみてくださいね。

よくある質問

iPhone 8でeSIMを使えるようにする方法はありますか?

ありません。iPhone 8は端末自体がeSIMに対応していないため、iOSの設定変更やアプリによってeSIM対応にすることはできません。

eSIMを利用したい場合は、iPhone XS・XS Max・XR以降などのeSIM対応機種を用意する必要があります。

iPhone 8で楽天モバイルは使えますか?

iPhone 8は楽天モバイルの対応機種で、4Gデータ通信・通話・SMSなどを利用できます。ただしeSIMは利用できないため、申し込み時には物理SIMカードを選択します。

実際に契約する際は、楽天モバイル側の最新の対応状況やSIMロックの状態も確認してください。

iPhone 8で使えるSIMカードのサイズは何ですか?

nanoSIMです。iPhone 8の側面にあるSIMトレイへnanoSIMカードを1枚装着して使用します。

iPhone 8はeSIMに対応していないため、「物理SIM+eSIM」や「eSIM+eSIM」といったデュアルSIM運用もできません。

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