iPhoneの位置情報マークが消えない場合の具体的な対処法についてご紹介します。
心当たりもないのにiPhoneの画面上部に位置情報マークが出ていたら、気になりますよね。
私の場合、位置情報マークがついていると「もしかして今もデータ量消費してる?」と感じて焦ってしまいます。
今回は、iPhoneの位置情報マークの種類から、一体なぜ位置情報マークがついているのか、そして位置情報マークが消えない時の対処法までご紹介します!
位置情報が何に使われているかの確認方法もご紹介しますので、是非チェックしてみてください!
iPhoneの位置情報マークの種類
iPhoneの位置情報マークが3種類あるのはご存知でしょうか?
それぞれのマークがどのような時に表示されるかを見ていきましょう。
青い矢印のマーク
位置情報をリクエストする時に表示されます。
「今から位置情報使いますよ~」という感じですね。
その性質から、このマークが画面上から消えないということはなさそうです。
白塗りの矢印のマーク
位置情報サービスの利用中に表示されます。
「今、位置情報使ってますよ~」という感じ。
何らかのアプリやWebサイトが位置情報を利用している状況です。
白抜きの矢印のマーク
Apple公式サイトでは、「所定の条件下での位置情報をAppやWebサイトが受信している場合」の表示としています。
ちょっとイメージしにくいのですが、「位置情報利用中ではないけど、キャッチしてるよ~」という感じでしょうか?
ちなみに、試しに地図アプリを開いてみると、最初に青い矢印が出た後、この白抜きの矢印に変わりました。
もしもiPhoneの画面上から位置情報マークが消えないとすると、白塗りの矢印か白抜きの矢印、中でも白抜きの矢印が多いのかなと思います。
iPhoneの位置情報マークが消えない場合の対処法
それでは、iPhoneに表示されている位置情報マークを消したい場合は、どのようにすれば良いのでしょうか?
具体的な方法を3つご紹介します。
位置情報サービス自体をオフにしてしまう
位置情報サービス自体をオフにすれば、位置情報マークが表示されることはありません。
設定方法は以下の通りです。
1.設定アプリを開く
2.「プライバシー」をタップ
3.「位置情報サービス」をタップ
4.「位置情報サービス」の右側のマークをタップ
5.メッセージが表示されるため、「オフにする」を選択
以上で位置情報サービスはオフになります。
注意点としては、このままでは位置情報が利用できないため、地図アプリなど利用しようとすると現在地の把握ができません。
どのアプリでも全く位置情報を利用しない方はこの設定で問題ありませんが、もし少しでも利用される方は、次の方法がおすすめです。
位置情報を利用しているアプリを特定して設定を変更する
位置情報の利用可否については、アプリごとに設定が可能です。
直近で位置情報を利用していたアプリを確認し、該当アプリの設定を変更すれば、位置情報マークも消えることでしょう。
それでは操作方法をご紹介します。
直近位置情報を利用していたアプリの確認方法
1.設定アプリを開く
2.「プライバシー」をタップ
3.「位置情報サービス」をタップ
4.アプリの一覧の中で、矢印マークがついているアプリを確認
矢印マークは3種類あり、アプリ一覧の下に矢印マークについての説明書きがあります。
ただ、どのマークだとしても、マークがついているということは、そのアプリが位置情報を利用していたということです。
該当アプリの確認ができたら、次にそのアプリの設定を見ていきましょう。
各アプリの位置情報サービス設定の変更方法
先ほどのアプリ確認方法の1~4までを行い、その続きからの操作です。
1.矢印マークがついているアプリをタップする
2.「位置情報の利用を許可」の一覧の中から、自身の利用に一番合った項目を選択
項目の数はアプリによっても異なりますが、多くのアプリは次の4つがあります。
「許可しない」
「次回、または共有時に確認」
「このAppの使用中のみ許可」
「常に」
iPhoneの画面上から位置情報マークが消えないという方は、「常に」になっていませんでしょうか?
利用状況にもよりますが、私には「許可しない」または「このAppの使用中のみ許可」しか必要ありませんでしたので、該当アプリを利用していなければiPhone画面上の位置情報マークは自然と消えます。
もし位置情報の利用が常に必要でないのであれば、せめて「このAppの使用中のみ許可」の設定をおすすめします。
また、今回は直近で位置情報の利用があったアプリの設定としてご紹介しましたが、もちろんアプリ一覧を見て、その他のアプリの設定の見直しも可能です。
位置情報が必要なければ「許可しない」としておくと、バッテリーの長持ちにもつながりますよ。
そして、アプリ一覧の一番下には「システムサービス」があります。
ご自身のアプリとは異なり、本体に関するシステムサービスのことで、タップするとたくさんの項目が出てきます。
私は何か変更をして不具合が起きても嫌なのでそのままにしていますが、そのページの一番下を確認してください。
「ステータスバーアイコン」とありますが、オンになっていると他のアプリで位置情報の利用がなくても位置情報マークが表示される可能性があります。
特に必要ないため、「ステータスバーアイコン」はオフに設定しておきましょう。
再起動
先にご紹介した方法を試しても位置情報マークが消えない場合は、再起動を試してみましょう。
ただ、「再起動」と言うと「強制再起動」をする方もいるのですが、「再起動」と「強制再起動」の操作は異なります。
「強制再起動」は、「再起動」ができない場合の手段とお考えください。
今回の場合はiPhoneがフリーズしているような状態ではないため、再起動できるものとしてご紹介します。
それではiPhone各機種の再起動方法を見ていきましょう。
iPhone X、11、12、13シリーズ
1.画面を見ている状態で、右側のサイドボタンと、左側の音量調節ボタンの上下どちらか一つを同時に長押しする
2.「スライドで電源オフ」と出るため、電源マークを左から右にスライドする
3.電源が落ちたら、右側のサイドボタンをりんごマークが出るまで長押しする
以上で再起動完了です。
iPhone 6、7、8シリーズ、iPhone SEの第2・第3世代
1.画面を見ている状態で、右側のサイドボタンのみ長押しする
2.電源オフのスライダが表示されたら、左から右にスライドする
3.電源が落ちたら、右側のサイドボタンをりんごマークが出るまで長押しする
以上で再起動完了です。
iPhone 5シリーズ以前、iPhone SEの第1世代
1.画面を見ている状態で、本体上部のボタンのみ長押しする
2.電源オフのスライダが表示されたら、左から右にスライドする
3.電源が落ちたら、本体上部のボタンをりんごマークが出るまで長押しする
以上で再起動完了です。
これら全ての方法でも位置情報マークが消えない場合は、Appleに相談してみるのも一つの手かもしれません。
【参考】iPhoneの位置情報は各アプリでどのような時に必要?
皆さんは各アプリで何のために位置情報が利用されているかご存知ですか?
何のための位置情報利用なのかがわかれば、位置情報の利用を許可するか否かの判断材料になります。
私も小さな文字で見逃していたのですが、それぞれのアプリでどのような利用をされるかが記載されているのです。
確認方法は、先にご紹介していたアプリごとの設定と同様の画面遷移です。
1.設定アプリを開く
2.「プライバシー」をタップする
3.「位置情報サービス」をタップする
4.確認したいアプリをタップする
5.許可設定の項目下部、「Appの説明」を確認する
例えば私の場合、iPhoneに入っている「マップ」ではなく、「Google Maps」のアプリを利用しています。
「Google Maps」の「Appの説明」を見てみると、「交通情報のリアルタイム更新、出発時間の通知、カスタマイズされたおすすめを有効にするには、[常に許可する]を選択してください」とありました。
私はその都度地図や経路の確認ができればいいので、「Appの使用中のみ許可」で問題ないと判断できます。
また、会員証やポイントカード系のアプリは「Appの使用中のみ許可」をしていないと利用できないと思っていたのですが、アプリによっては、「店舗検索で使用します」などでした。
これにより、特に店舗検索はしないので「許可しない」の設定で良いと判断できましたよ。
この情報も踏まえて位置情報の設定を見直してみてください。
まとめ
今回は、iPhoneの位置情報マークが消えない場合の具体的な対処法についてご紹介しました。
もし、身に覚えもないのに位置情報マークが消えずストレスを感じていらっしゃる方がいれば、ご紹介の方法で解決できることを願います。
また、バッテリーを長持ちさせるためにも、位置情報設定の見直しはぜひとも行ってくださいね。
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