iPhoneでQi(チー)ワイヤレス充電を利用できるのはiPhone 8以降のモデルです。対応機種や充電方法、注意点を知っておけば、ケーブルを使わずに快適に充電できます。
iPhoneにはワイヤレス充電機能が標準搭載されており、Qi対応の充電器に置くだけで充電できます。
しかし、「自分のiPhoneはQiに対応している?」「MagSafeとの違いは?」「充電できない原因は?」と疑問に思う方も多いでしょう。
この記事では、iPhoneのQi対応機種一覧をはじめ、Qiの仕組みやワイヤレス充電の方法、充電できないときの対処法まで分かりやすく解説します。
iPhoneのQi対応機種一覧|ワイヤレス充電できるモデルは?
iPhoneでQiワイヤレス充電に対応しているのは、iPhone 8以降のすべてのモデルです。
対応機種を一覧にまとめると次のとおりです。
| シリーズ | Qi対応 |
|---|---|
| iPhone 16 / 16 Plus / 16 Pro / 16 Pro Max | ○ |
| iPhone 15 / 15 Plus / 15 Pro / 15 Pro Max | ○ |
| iPhone 14 / 14 Plus / 14 Pro / 14 Pro Max | ○ |
| iPhone 13シリーズ | ○ |
| iPhone 12シリーズ | ○ |
| iPhone 11 / 11 Pro / 11 Pro Max | ○ |
| iPhone XS / XS Max | ○ |
| iPhone XR | ○ |
| iPhone X | ○ |
| iPhone SE(第3世代) | ○ |
| iPhone SE(第2世代) | ○ |
| iPhone 8 / 8 Plus | ○ |
| iPhone 7以前・iPhone SE(第1世代) | ×(標準では非対応) |
Appleのサポート情報でも、Qiワイヤレス充電はiPhone 8以降が対応機種と案内されています。
なお、iPhone 7以前や初代iPhone SEは、本体だけではQi充電に対応していません。
Qiとは?iPhoneで使えるワイヤレス充電の仕組み
Qi(チー)は、Wireless Power Consortium(WPC)が策定したワイヤレス充電の国際標準規格です。
Qiでは、充電器とスマートフォンのコイルを利用した電磁誘導によって電力を送ります。
そのため、ケーブルを差し込まなくても、
- Qi対応充電器
- Qi対応スマートフォン
この2つがあれば充電できます。
現在では、
- カフェ
- ホテル
- 空港
- 自動車
- 家具
などにもQi対応充電器が設置されるケースが増えています。
iPhoneもQi規格を採用しているため、市販されている多くのQi対応充電器を利用できます。
iPhoneをQiでワイヤレス充電する方法
使い方は非常にシンプルです。
基本的な手順は次のとおりです。
1. Qi対応充電器を電源につなぐ
2. 平らな場所へ設置する
3. iPhoneを画面を上にして置く
4. 充電器の中央付近へ合わせる
5. 数秒後に充電アイコンが表示されることを確認する
Appleでは、充電器付属またはメーカー推奨の電源アダプターを使用することを推奨しています。
位置がずれていると充電が始まらないこともあるため、中央に置くことが大切です。
MagSafeとQiの違いは?
どちらもワイヤレス充電ですが、MagSafeはApple独自の磁石を利用した充電方式です。
主な違いは次のようになります。
| 項目 | Qi | MagSafe |
|---|---|---|
| 規格 | 国際標準 | Apple独自技術 |
| 磁石固定 | 基本なし | あり |
| 位置合わせ | 手動 | 自動で吸着 |
| 充電効率 | 製品による | 高い |
MagSafe対応モデルでは、磁石によって正しい位置へ固定されるため、充電位置がずれにくいというメリットがあります。
Appleによると、MagSafeは位置合わせが正確になることで、より効率よく充電できるよう設計されています。
Qi充電器でも十分利用できますが、より安定したワイヤレス充電を求めるならMagSafe対応アクセサリーも選択肢になります。
Qi充電ができない原因と対処法
Qi対応機種でも充電できない場合は、設置方法やケースが原因になっていることがあります。
代表的な原因をまとめました。
- 厚みのあるケースを装着している
- 金属製ケースを使っている
- バッテリーケースを装着している
- iPhoneが充電器の中央からずれている
- 充電器とiPhoneの間にカードなどを挟んでいる
- 充電器の出力不足
- Qi非認証製品を使用している
Appleでは、クレジットカードやRFIDチップ入りカードをiPhoneと充電器の間に置かないよう案内しています。
ケースにカード収納が付いている場合も注意が必要です。
また、通知による振動でiPhoneが少しずれてしまい、充電が止まることもあります。
その場合は、
- おやすみモードを利用する
- バイブレーションをオフにする
- 滑りにくいケースを使う
といった方法も有効です。
ワイヤレス充電で知っておきたい注意点
Qi充電は便利ですが、有線充電とは異なる特徴があります。
Appleが案内している主な注意点は以下のとおりです。
充電中は本体が熱くなることがある
ワイヤレス充電では多少発熱することがあります。
バッテリー保護のため、本体温度が高くなると、80%付近で充電を一時的に制限する場合があります。
温度が下がれば充電は再開されます。
USB接続中はQi充電されない
USBケーブルで接続されている場合は、有線充電が優先されます。
最大7.5W充電に対応
Appleでは、多くのQi対応充電器で最新iOSを搭載したiPhoneを最大7.5Wで充電できると案内しています。
ただし、充電器によって性能は異なります。
そのため、Qi認証製品や信頼できるメーカー製品を選ぶことが大切です。
Qi対応充電器を選ぶポイント
Qi充電器は種類が非常に多く販売されています。
選ぶ際は次のポイントを確認すると失敗しにくくなります。
- Qi認証製品であること
- 出力性能
- スタンド型かパッド型か
- MagSafe対応かどうか
- 電源アダプターが付属しているか
特に安価な製品の中にはQi認証ではないものもあります。
AppleもQi認証製品の利用を案内しているため、安全性や安定性を考えると認証済み製品を選ぶ安心感は大きいでしょう。
iPhoneのQi対応機種を確認する方法
現在使っているiPhoneが分からない場合は、次の方法で確認できます。
- 「設定」を開く
- 「一般」を選ぶ
- 「情報」を開く
- 「機種名」を確認する
機種名が確認できたら、この記事の対応一覧と照らし合わせればQi対応か判断できます。
もしiPhone 8以降であれば、Qiワイヤレス充電に対応しています。
Qiワイヤレス充電は今後さらに利用しやすくなる?
筆者としては、Qi対応機種が増えたことで、ワイヤレス充電は「特別な機能」ではなく日常的な充電方法になったと感じます。
以前は充電器を購入しなければ利用できませんでしたが、現在ではホテルやカフェ、空港など公共施設にも設置例が増えており、ケーブルを持ち歩かなくても充電できる場面が増えています。
また、AppleはMagSafeも展開していますが、基本となるQi規格への対応は継続しています。
そのため、Qi対応充電器は将来的にも幅広く利用できる可能性が高く、アクセサリー選びでも安心感があります。
一方で、ワイヤレス充電は有線より充電効率や充電速度、発熱の面で違いがあります。
外出先ではQi、自宅では有線やMagSafeといったように、用途に応じて使い分けるのが実用的だと考えます。
まとめ
iPhoneのQi対応機種はiPhone 8以降のすべてのモデルです。
Qiは世界共通のワイヤレス充電規格であり、市販されている多くのQi対応充電器を利用できます。
充電できない場合は、ケースの厚みや位置ずれ、充電器との相性などが原因になることも少なくありません。
対応機種を確認したうえで、Qi認証の充電器を選び、正しい方法で利用すれば、毎日の充電をより快適に行えるでしょう。
よくある質問
iPhone 7はQiワイヤレス充電に対応していますか?
いいえ。iPhone 7およびそれ以前のモデルは、本体のみではQiワイヤレス充電に対応していません。
iPhone SEはQi充電できますか?
第2世代と第3世代は対応しています。初代iPhone SEは標準では対応していません。
MagSafe充電器でもQi充電できますか?
はい。MagSafe対応iPhoneではMagSafe充電器を利用できます。また、通常のQi充電器でもワイヤレス充電は可能です。ただし、MagSafeは磁石による位置合わせが行われるため、より安定して充電しやすい特徴があります。


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