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iPhoneの48回払いとは?メリット・デメリットや途中返却の仕組みを解説

比較

iPhoneの48回払いは端末代の分割方法であり、返却しなければ原則として完済まで支払いが続きます。

約2年後の返却で残りの支払いが不要になるのは、別途、端末返却プログラムの条件を満たした場合です。回線を解約しても端末代は消えないため、月額ではなく手数料を含む総負担額で判断しましょう。

この記事の結論は、次の3点です。

  • 48回払いを選んだだけでは残債は免除されない
  • iPhoneを返却しない場合は、原則として残りの端末代を支払う
  • 回線を解約・乗り換えしても、端末の分割払いは続く

携帯電話会社によって、支払回数、返却可能な時期、特典利用料、故障時の負担が異なります。

さらに、2026年に入ってauやドコモの制度が変更されているため、数年前の記事だけを参考にすると、現在の費用を正しく把握できない可能性があります。

iPhoneの48回払いとは?返却プログラムとの違い

iPhoneの48回払いとは、購入した端末の代金を48回に分けて支払う契約です。

支払期間はおおむね4年間ですが、すべての契約で端末価格を均等に48分割するとは限りません。前半と後半で支払額が異なる場合や、割引によって特定期間の金額が小さくなる場合があります。

重要なのは、48回払いと端末返却プログラムは同じものではないという点です。

48回払いは、端末代を何回に分けて支払うかを決める方法です。

一方、端末返却プログラムは、所定の時期にiPhoneを返却し、査定などの条件を満たすことで、指定された残りの支払いが不要になるサービスです。

一般的には、次の流れで利用します。

1. 対象のiPhoneを指定された分割方法で購入する
2. 購入時に端末返却プログラムへ加入する
3. 毎月の端末代を支払う
4. 特典を利用できる時期に返却を申し込む
5. データ移行や初期化を行い、期限内に返却する
6. 査定条件を満たすと、指定された支払いが不要になる

48回払いを申し込んだだけで、25カ月目に自動的に請求が止まるわけではありません。

特典利用の申し込みやiPhoneの返却が必要であり、期限を過ぎれば、その分だけ支払いが増えることがあります。

48回払いでも4年間使う必要はない

48回払いを選んでも、同じiPhoneを必ず4年間使わなければならないわけではありません。

端末返却プログラムの利用可能時期を迎えれば、途中で返却して特典を利用できる場合があります。返却せずに使い続け、48回分を完済することも可能です。

ただし、好きな時期にiPhoneを返送すれば、その時点の残債がすべて免除されるわけではありません。

返却月によって免除される回数が変わったり、早期利用料が必要になったりするため、返却前に会員ページで条件を確認する必要があります。

回線を解約しても端末代はなくならない

携帯電話の回線契約と、iPhoneの分割購入契約は別です。

そのため、回線を解約したり、他社へ乗り換えたりしても、iPhoneの端末代は原則として残ります。

乗り換え後も、端末返却プログラムの特典を利用するか、残りの端末代を完済するまで請求が続きます。

「他社へ乗り換えれば、古い会社の端末代も終了する」という認識は誤りです。

iPhoneの返却プログラムは各社でどう違う?

2026年7月29日時点では、主要な携帯電話会社がそれぞれ異なる端末返却プログラムを提供しています。

楽天モバイルとソフトバンクでは48回払いが採用されていますが、auとドコモは大きな最終回支払額を設定する残価設定型が中心です。

携帯電話会社 主なプログラム 支払方式 主な返却時期・仕組み 特典利用時の主な費用
楽天モバイル 楽天モバイル買い替え超トクプログラム 楽天カードによる48回払い 25カ月目以降に返却すると最大24回分が不要 事務手数料3,300円
ソフトバンク 新トクするサポート+ 48回払い 特典A・特典Bなどの条件に応じて返却 機種・容量・購入時期などで特典利用料や早期利用料が変動
au スマホトクするプログラム+ 残価設定型24回払い 対象期間内の返却で最終回支払額が不要 機種ごとの特典利用料が最大22,000円
ドコモ いつでもカエドキプログラム、プラス対象機種 残価設定型24回払い 返却時期に応じて残価や翌月以降の支払いが不要 2026年3月5日以降の加入者には機種別のプログラム利用料

各社とも、制度名だけで費用を判断するのは危険です。

同じプログラムでも、購入機種、容量、加入日、返却月、次の端末の購入先によって負担額が変わります。

楽天モバイルは楽天カードの48回払いが条件

楽天モバイルの「楽天モバイル買い替え超トクプログラム」は、対象製品を楽天カードの48回払いで購入する制度です。

25カ月目以降に製品を返却し、条件を満たすと、最大24回分の支払いが不要になります。特典利用時には3,300円の事務手数料がかかります。楽天モバイル

25カ月目に返却すれば免除対象となる回数を多くできますが、30カ月目や36カ月目まで使用すると、その間の端末代は通常どおり支払います。

また、故障費用は機種によって異なります。

古い解説記事では一律22,000円と書かれている場合がありますが、現在の契約では、自分の購入機種に設定された金額を確認した方が安全です。

ソフトバンクは返却時期と機種で費用が変わる

ソフトバンクの「新トクするサポート+」は、対象機種を48回払いで購入し、所定の条件で返却すると、指定された回数分の支払いが不要になる制度です。

ただし、特典利用料や早期利用料は、機種、容量、購入時期、契約内容などによって異なります。早い時期に返却する場合は、対象の保証サービスへの加入が条件となることもあります。

ソフトバンクも、特典を利用する時期によって支払い不要額が変わると案内しています。表示されている月額だけではなく、My SoftBankや購入時の提供条件書で確認する必要があります。ソフトバンク

「25カ月目に返却すれば、どのiPhoneでも残り24回分が無料」と一律に考えないようにしましょう。

auは特典利用料が最大22,000円かかる

auの「スマホトクするプログラム+」は、単純な48回払いではなく、残価設定型の24回払いです。

端末価格の一部を1~23回目に支払い、24回目に大きな最終回支払額を設定します。対象期間内にiPhoneを返却して査定条件を満たすと、この最終回支払額が不要になります。

ただし、2026年2月26日から始まった「スマホトクするプログラム+」では、返却時に機種ごとの特典利用料が最大22,000円かかります。au+1

たとえば、auのiPhone 17の案内でも、回収時に最大22,000円の特典利用料が必要になると明記されています。au

つまり、新制度では「返却すれば最終回支払額がそのまま全額得になる」とは限りません。

実際の負担額は、23回目までに支払う端末代に、特典利用料や保証料などを加えて計算する必要があります。

なお、旧「スマホトクするプログラム」は2026年2月25日に新規受付を終了しています。旧制度の加入者と新制度の加入者では条件が異なるため、加入日を確認してください。au

ドコモは通常版とプラス対象機種を確認する

ドコモでは、「いつでもカエドキプログラム」と「いつでもカエドキプログラム(プラス対象機種)」が提供されています。

どちらも残価設定型24回払いを基本とし、返却時期や対象機種に応じて、残価や翌月以降の支払いが不要になる仕組みです。

2026年3月5日以降の加入者には、機種ごとのプログラム利用料が設定されました。

一方、次の対象機種をドコモで購入するなどの条件を満たすと、プログラム利用料が免除される「ドコモで買替えおトク割」も始まっています。ドコモ+1

2026年3月4日までに加入した人には、新設されたプログラム利用料は発生しません。

ドコモの制度を確認するときは、通常版かプラス対象機種かだけでなく、加入日と返却時のプログラム利用料も確認しましょう。

iPhoneを48回払いにして返却しないとどうなる?

iPhoneを返却しない場合は、残りの端末代を契約どおり支払います。

48回払いなら原則として48回目まで支払い、完済後もそのiPhoneを使い続けたり、家族へ譲ったり、自分で売却したりできます。

残価設定型の場合は、最終回に設定された残価を一括で支払うか、審査後に再分割する仕組みが一般的です。

返却しないこと自体が直ちに違反になるわけではありませんが、返却を前提とした月額表示だけを見て契約すると、後半の支払額に驚く可能性があります。

途中返却しても残債がすべて消えるとは限らない

途中返却の扱いは、返却した月と加入中のプログラムによって異なります。

楽天モバイルでは、25カ月目以降に返却すると、返却時点で残っている対象回数分が免除されます。

25カ月目に返却する場合より、36カ月目に返却する場合の方が、すでに支払った回数が多いため、免除される金額は小さくなります。

利用可能時期より前に返却したい場合は、早期利用料が必要になったり、所定の時期まで支払いが続いたりすることがあります。

必ず先に特典利用を申し込み、携帯電話会社から案内された方法で返却してください。

紛失や盗難では返却特典を利用できない可能性がある

iPhoneを紛失して返却できなくなっても、端末代の支払義務は原則として残ります。

盗難や修理不能の破損でも同様です。

使用できる端末が手元にない状態で、古いiPhoneの残債と新しい端末代を同時に支払う可能性があります。

筆者としては、端末を選ぶ際に「毎月いくらなら払えるか」だけでなく、返却できなくなっても残債を負担できる価格かを確認することが重要だと考えます。

iPhoneの48回払いで注意したい追加費用

iPhoneの48回払いと返却プログラムでは、広告や購入画面に表示される月々の機種代だけで総負担額を判断できません。

少なくとも、次の費用を確認しましょう。

  • 返却までに支払う端末代
  • プログラムの特典利用料
  • 早期利用料
  • 返却時の事務手数料
  • 保証サービスの料金
  • 修理時の自己負担金
  • 査定条件を満たさない場合の追加費用

特にauでは、新しい「スマホトクするプログラム+」の特典利用料が最大22,000円です。

2年間の端末代が安く見えても、返却時の特典利用料を加えると、旧制度より実質負担額が増える可能性があります。

傷や故障で追加負担が発生する

返却されたiPhoneは、各社が定める基準で査定されます。

次のような状態では、追加費用が発生したり、特典を利用できなかったりする可能性があります。

  • 画面や背面ガラスが割れている
  • 本体が曲がっている
  • 電源が入らない
  • 正常に充電できない
  • カメラが破損している
  • 水濡れが確認される
  • アクティベーションロックが解除されていない
  • 改造や非正規部品の使用が確認される

約2年間、毎日持ち歩くiPhoneを無傷で保つのは簡単ではありません。

返却を前提にするなら、ケースや画面保護フィルムを使用し、落下や水濡れを避けることが現実的な対策になります。

保証へ加入すれば必ず得になるわけではない

AppleCare+や携帯電話会社の保証サービスに加入すれば、破損時の修理費を抑えられる場合があります。

ただし、保証料に加えて、修理時の自己負担金が必要です。

返却までの2年間に支払う保証料が、返却時の故障費用より高くなることもあります。

保証を検討するときは、月額だけではなく、次の金額を比較してください。

  • 2年間に支払う保証料の合計
  • 保証利用時の修理費
  • 保証に入らず故障費用を支払う場合の金額
  • 返却せず残債を支払う場合の金額

保証は安心を買うサービスですが、金銭面だけで必ず有利になる制度ではありません。

iPhoneを返却するときの手順は?

iPhoneの返却では、特典利用の申し込み、データ移行、初期化、発送を期限内に行います。

申し込んだだけでは支払いの免除は確定しません。指定期限までに端末が到着し、査定が完了して初めて特典が適用されます。

一般的な手順は次のとおりです。

1. 会員ページや店舗で特典利用を申し込む
2. 新しい端末へ写真や連絡先を移行する
3. 移行したデータに不足がないか確認する
4. Apple Accountからサインアウトする
5. 「iPhoneを探す」をオフにする
6. iPhoneを初期化する
7. SIMカードを取り出す
8. 外観と動作状態を確認する
9. 指定された方法で梱包・発送する
10. 査定結果と支払い免除の反映を確認する

「iPhoneを探す」がオンのままだと、アクティベーションロックが残ります。

返却後の端末を再利用できないため、査定条件を満たさないと判断される可能性があります。

発送前に写真と追跡番号を残す

返却前には、画面、背面、側面、カメラ部分を明るい場所で撮影しておきましょう。

電源が入る状態や、画面が正常に表示されている状態も記録しておくと、発送時点の状態を確認できます。

写真があれば必ず査定結果が変わるわけではありません。

それでも、梱包前の状態を確認する資料にはなるため、発送伝票の控えや追跡番号とともに査定完了まで保管するのが安全です。

返却と自己売却はどちらがお得?

ここからは筆者の考察です。

返却プログラムがお得かどうかは、支払いを免除される金額だけでは判断できません。

次の計算で比較すると分かりやすくなります。

返却の実質負担額=返却までの端末代+特典利用料+保証料+修理費

自己売却の実質負担額=端末の購入総額+保証料など-売却後の手取り額

たとえば、14万6,800円のiPhoneを手数料なしの均等な48回払いで購入したと仮定します。

24回分を支払った時点の端末代は7万3,400円です。

返却事務手数料が3,300円なら、返却時の負担は合計7万6,700円になります。

一方、端末代を全額支払って自己売却する場合、返却と同じ負担額になる売却価格は次のとおりです。

14万6,800円-7万6,700円=7万100円

この仮定では、売却後の手取り額が7万100円を超えれば自己売却、7万100円を下回れば返却の方が金銭面では有利です。

ただし、これは制度の考え方を示すための試算であり、特定機種の将来価格を予測したものではありません。

2年後の中古価格は、機種、容量、傷、バッテリー状態、市場の需要によって変わります。現在の買取価格を、そのまま2年後にも受け取れるとは限りません。

auの新制度では損益分岐点が変わる

同じ条件で、返却時に2万2,000円の特典利用料がかかると仮定すると、負担額は次のようになります。

7万3,400円+2万2,000円=9万5,400円

この場合、自己売却との損益分岐点は次のとおりです。

14万6,800円-9万5,400円=5万1,400円

特典利用料が加わると、自己売却より返却が有利になるために必要な売却価格は下がります。

言い換えると、返却時の利用料が高いほど、返却プログラムの金銭的なメリットは小さくなります。

実際のauの特典利用料は機種や購入時期で異なるため、最大額が必ず請求されるわけではありません。それでも、旧制度の感覚で利用料をゼロとして比較しないことが大切です。

月額の安さは端末価格の安さではない

筆者が最も注意したいと考えるのは、48回払いによって高額な機種を選びやすくなる点です。

20万円のiPhoneでも、単純に48回へ分ければ、月額は約4,167円です。

月々4,000円台と表示されれば負担が小さく感じられますが、返却できなければ20万円を支払う契約であることに変わりはありません。

返却プログラムは端末価格そのものを安くする制度というより、一定期間使用した後に端末を返すことで、後半の支払いを免除してもらう仕組みです。

そのため、購入前には「月々払えるか」ではなく、次の3点を確認するのが現実的です。

  • 2年後に返却する可能性が高いか
  • 紛失や故障で返却できなくても残債を支払えるか
  • 特典利用料や保証料を含めても他の購入方法より有利か

iPhoneの48回払いが向いている人は?

iPhoneの48回払いと返却プログラムが向いているのは、約2年ごとに買い替え、古い端末を手元に残さない人です。

中古店で査定を受けたり、フリマアプリへ出品したりする手間を省きたい人にも適しています。

具体的には、次のような人です。

  • 月々の端末代を抑えたい
  • 約2年ごとに新しいiPhoneへ買い替える
  • 使用後の端末を予備として残さない
  • 中古相場を調べて売却するのが面倒
  • ケースやフィルムを使って丁寧に扱える
  • 返却期限や契約条件を管理できる

一方、同じiPhoneを3~5年使う人や、家族へ譲りたい人には、返却前提の制度は合いにくいでしょう。

その場合は、一括払い、通常の分割払い、メーカーや販売店の購入方法も含め、完済時の総額で比較する方が分かりやすくなります。

よくある質問

iPhoneを48回払いにして返却しないとどうなりますか?

返却による残債免除は受けられず、原則として48回目まで端末代を支払います。

完済後は、そのiPhoneを使い続けたり、自分で売却したりできます。

iPhoneは48回払いの途中でも返却できますか?

加入している返却プログラムの利用可能時期以降であれば、返却できる場合があります。

ただし、早すぎる返却では早期利用料が必要になったり、所定の時期まで支払いが続いたりします。

回線を解約すればiPhoneの支払いも終わりますか?

回線を解約しても、端末の分割払いは原則として終了しません。

他社へ乗り換えた後も、返却特典を利用するか、残債を完済するまで請求が続きます。

まとめ

iPhoneの48回払いは、端末代を48回に分けて支払う方法です。

約2年後に残りの支払いが不要になるのは、対象の端末返却プログラムへ加入し、返却時期や査定などの条件を満たした場合に限られます。

楽天モバイルとソフトバンクは48回払いを使った制度を提供していますが、auとドコモは残価設定型24回払いが中心です。

特に2026年開始のau「スマホトクするプログラム+」では、返却時に機種ごとの特典利用料が最大22,000円かかります。ドコモでも2026年3月5日以降の加入者にはプログラム利用料が設定されました。

返却しない場合や回線を解約した場合も、端末代は原則として残ります。

選ぶ際は月々の表示額だけでなく、端末代、特典利用料、保証料、修理費を含めた総負担額を比較しましょう。

約2年ごとに買い替えて売却の手間を省きたい人には返却プログラム、1台を長く使って自由に保有・処分したい人には一括払いや通常の分割払いが向いています。

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