iPhoneに4Gが表示されなくても、5G・LTE・Wi-Fiで通信できていれば故障とは限りません。ネットも使えない場合は、機内モードや回線設定から順に確認します。
「4Gの文字が出ないだけ」なのか、「モバイル通信そのものが使えない」のかで、必要な対処は異なります。 初期化を急がず、症状を切り分けることが解決への近道です。
iPhoneに4Gが表示されないときの判断方法は?
最初にWi-Fiをオフにし、SafariなどでWebページを開けるか確認してください。
5GやLTEが表示されて正常に通信できるなら、4Gが表示されていなくても基本的に対処は不要です。 一方、「圏外」「SOS」「検索中」と表示され、ネットも使えない場合は、回線やSIMの確認が必要です。
症状ごとの判断基準を整理すると、次のようになります。
| iPhoneの表示・症状 | 考えられる状態 | 最初に確認すること |
|---|---|---|
| 5G・5G+ | 5G回線へ接続している | 通信できるなら基本的に問題なし |
| LTE | 4G系のLTE回線へ接続している | Safariなどで通信できるか確認 |
| Wi-Fiアイコン | Wi-Fi通信が優先されている | Wi-Fiをオフにして確認 |
| 圏外・SOS・検索中 | 携帯電話回線へ接続できていない | 場所、障害、契約、SIMを確認 |
| 4G表示はあるが遅い | 混雑、速度制限、弱い電波など | データ残量と利用場所を確認 |
| 通信方式の表示がなくネットも不可 | 通信設定や回線に問題がある可能性 | 機内モードとモバイル通信を確認 |
5Gと表示される場合
5G対応のiPhoneと料金プランを利用している場合、5Gエリアではステータスバーに「5G」や「5G+」が表示されます。
このとき4Gが表示されないのは、4Gより新しい通信方式へ接続しているためです。Web閲覧やアプリの通信ができているなら、4Gへ戻す必要はありません。
ただし、5Gと表示されていても必ず高速とは限りません。基地局の混雑、建物の構造、電波の強さ、契約上の速度制限などによって、通信が遅くなる場合があります。
LTEと表示される場合
LTEは、一般的に4G世代のモバイル通信として利用されている通信方式です。
日常的な使い方では「LTE表示でも4G回線につながっている」と考えて問題ありませんが、技術規格上の呼び方と、通信会社が画面に表示する名称は必ずしも完全に同じではありません。
正常にインターネットへ接続できているなら、LTE表示だけを理由に故障や設定ミスを疑う必要はないでしょう。
Wi-Fiアイコンだけが表示される場合
Wi-Fiへ接続していると、ステータスバーにはWi-Fiアイコンが優先して表示されます。
4Gや5Gの状態を確認したい場合は、次の手順でWi-Fiを一時的にオフにしてください。
1. 「設定」を開く
2. 「Wi-Fi」をタップする
3. 「Wi-Fi」をオフにする
4. SafariなどでWebページを開く
Wi-Fiを切った後に「4G」「LTE」「5G」のいずれかが表示され、Webページを開けるなら、モバイル通信は利用できています。
コントロールセンターのWi-Fiボタンは、Wi-Fi機能を完全にオフにするのではなく、接続中のネットワークから一時的に切断する動作になることがあります。症状を明確に確認するなら、「設定」アプリから操作するほうが分かりやすいでしょう。
iPhoneで4Gにつながらないときの対処法は?
モバイル通信が使えない場合は、影響の小さい操作から順番に試します。
おすすめの確認順は次のとおりです。
1. Wi-Fiをオフにして症状を確認する
2. 機内モードをオン・オフする
3. モバイルデータ通信をオンにする
4. デュアルSIMの利用回線を確認する
5. iPhoneを再起動する
6. 通信障害やデータ残量を確認する
7. SIM・eSIMの状態を確認する
ネットワーク設定のリセットやiPhone全体の初期化を、最初に行う必要はありません。
機内モードをオン・オフする
機内モードがオンになっていると、通常の携帯電話回線へ接続できません。
すでにオフになっている場合でも、一度オンにして戻すことで、基地局との接続をやり直せることがあります。
1. 「設定」を開く
2. 「機内モード」をオンにする
3. 10秒ほど待つ
4. 「機内モード」をオフにする
5. アンテナ表示と通信状態を確認する
一時的に電波をつかめなくなっていただけなら、この操作で改善する可能性があります。
何度も繰り返す必要はありません。1回試して直らなければ、次の確認へ進みましょう。
モバイルデータ通信をオンにする
「モバイルデータ通信」がオフになっていると、アンテナが立っていても携帯電話回線でインターネットを利用できません。
Appleが案内している基本的な確認手順は、次のとおりです。
1. 「設定」を開く
2. 「モバイル通信」をタップする
3. 「モバイルデータ通信」をオンにする
電話やSMSは使えるのに、Safariやアプリだけ通信できない場合は、この設定がオフになっていないか確認してください。
アプリごとにモバイル通信が無効になっているケースもあります。「モバイル通信」の画面を下へスクロールし、使えないアプリのスイッチも確認しましょう。
デュアルSIMで使う回線を確認する
2つの電話番号を登録しているiPhoneでは、通話に使う回線と、モバイルデータ通信に使う回線を別々に設定できます。
機種変更、eSIMの再発行、通信会社の乗り換え後は、停止済みの回線がデータ通信用に選ばれている可能性があります。
「設定」の「モバイル通信」で、次の点を確認してください。
- モバイルデータ通信に使う回線が正しいか
- 利用したい電話番号がオンになっているか
- 「この回線をオンにする」が有効か
- 解約済みや利用停止中のプランが残っていないか
- 海外用や一時利用のeSIMが選ばれていないか
アンテナが表示されていても、データ通信に指定した回線だけが利用できない場合があります。
特にeSIM対応機種では、「電波がない」のではなく、データ通信へ割り当てる回線を間違えているケースも想定しておきたいところです。
iPhoneを再起動する
設定に明らかな問題がなければ、iPhoneを再起動します。
再起動によって、モバイル通信を管理するシステムの一時的な不具合が解消される場合があります。通常の再起動では、写真やアプリなどのデータは消えません。
Face ID搭載モデルでは、一般的に次の手順で電源を切れます。
1. サイドボタンと音量ボタンのどちらかを同時に長押しする
2. 「スライドで電源オフ」を右へ動かす
3. 電源が切れてから30秒ほど待つ
4. サイドボタンをAppleロゴが表示されるまで長押しする
画面が正常に操作できる場合は、まず通常の再起動を試してください。
強制再起動は、画面が固まって通常の電源操作ができないときに使用します。操作方法はiPhoneの機種によって異なります。
iPhoneを4Gに固定する方法は?
5G対応iPhoneでは、「音声通話とデータ」の設定から4Gを選択できる場合があります。
一般的な設定手順は次のとおりです。
1. 「設定」を開く
2. 「モバイル通信」をタップする
3. 利用中の回線を選ぶ
4. 「モバイルデータ通信のオプション」を開く
5. 「音声通話とデータ」をタップする
6. 「4G」を選ぶ
iOSのバージョン、通信会社、契約プランによっては、途中の項目名や表示される選択肢が異なります。
古いiOS向けの案内では「通信のオプション」と表記され、新しい案内では「モバイルデータ通信のオプション」と表示される例もあります。画面の名称が解説記事と異なるだけで、iPhoneが故障しているとは限りません。
5Gが不安定な場所では4G固定が役立つことがある
5Gエリアの境目や建物内では、iPhoneが5Gと4Gを頻繁に切り替え、通信が安定しない場合があります。
次のような症状があるときは、一時的に4Gを選ぶ方法があります。
- 5Gと4Gの表示が何度も切り替わる
- 5G表示なのにWebページが開きにくい
- 地下や建物内で通信が途切れる
- 5Gエリアの端で利用している
- 速度より接続の安定性を優先したい
「5Gオン」は、利用可能な場所で積極的に5Gへ接続する設定です。
「5Gオート」は、通信状況やバッテリーへの影響などに応じて5Gと4Gを使い分けます。「4G」を選ぶと、5Gを利用できる場所でも4G回線を使用します。
普段から常に4Gへ固定する必要はありません。通常は5Gオートを使い、特定の場所だけ不安定になる場合に4G固定を試す方法が現実的です。
4G固定で改善したとしても、iPhone本体が故障していたとは限りません。利用場所における5Gの電波状況が影響していた可能性があります。
4Gの選択肢が表示されない場合
「音声通話とデータ」を開いても4Gを選択できない場合は、次の原因が考えられます。
- 通信会社や契約プランによって設定が制限されている
- SIMまたはeSIMが正常に有効化されていない
- キャリア設定が更新されていない
- 法人契約などで端末が管理されている
- モバイル通信プランが正しく登録されていない
- 利用中の通信会社が異なる名称を使用している
通信方式の選択肢は、iPhone本体だけで決まるものではありません。
同じ機種でも契約先によって画面が異なるため、4Gの項目が見つからない場合は、契約中の通信会社が公開している設定手順を確認しましょう。
iPhoneが4Gにつながらない主な原因は?
基本設定に問題がない場合は、「電波環境」「通信障害」「契約状態」「SIM・eSIM」「APN設定」を確認します。
端末の故障を疑う前に、回線側の問題を除外することが重要です。
電波が届きにくい場所にいる
4Gは広い地域で利用されていますが、すべての場所で同じ強さの電波を受信できるわけではありません。
次のような場所では、4Gが表示されなかったり、通信が途切れたりすることがあります。
- 山間部や海上
- 地下街や地下鉄
- トンネル内
- 高層ビルや大きな商業施設の内部
- 窓が少ない建物
- 基地局から離れた地域
- 利用者が集中する駅やイベント会場
窓際や屋外へ移動し、数分待ってから通信状態を確認してください。
特定の建物内だけで使えず、屋外へ出るとつながる場合は、iPhone本体よりも電波環境が原因である可能性が高いでしょう。
通信障害やメンテナンスが発生している
通信会社の設備で障害やメンテナンスが発生すると、iPhoneの設定が正常でも通信できません。
同じ通信会社を使う家族や周囲の人がいる場合は、その端末でも通信できないか確認してください。
複数の端末が同じ時間帯に利用できないなら、通信会社側の障害である可能性が高まります。
Wi-Fiが使える場合は、契約中の通信会社の公式サイトで、障害情報や工事情報を確認しましょう。
通信障害が原因の場合、ネットワーク設定をリセットしても回線は復旧しません。周囲でも同じ症状が出ているときは、端末の設定変更を増やさず、復旧情報を確認するほうが適切です。
データ容量を使い切っている
契約しているデータ容量を超えると、通信速度が大幅に制限されることがあります。
速度制限中でも「4G」や「5G」の表示が残る場合があります。そのため、表示上は接続しているのにWebページが開かず、「4Gにつながっていない」と感じることがあります。
契約上のデータ残量は、通信会社のアプリや会員ページで確認するのが確実です。
iPhoneの「モバイル通信」に表示される使用量は、通信会社の請求期間と自動的に一致するとは限りません。料金プラン上の残量を判断するときは、通信会社側の情報を優先しましょう。
追加データの料金や速度制限の条件は、契約先と料金プランによって変わります。最新の条件は公式情報で確認してください。
利用料金の未払いなどで回線が停止している
料金の支払いが確認できず、回線が一時停止されている場合もモバイル通信は利用できません。
心当たりがある場合は、会員ページや請求案内で次の点を確認してください。
- 未払いの料金がないか
- 登録したクレジットカードの期限が切れていないか
- 口座振替が正常に行われたか
- 回線停止に関する案内が届いていないか
回線停止が原因なら、iPhoneの設定を変更しても改善しません。
支払い後に利用を再開できるまでの時間や、通話・SMS・データ通信の制限範囲は通信会社によって異なります。
SIMカードやeSIMが認識されていない
「SIMなし」「不正なSIM」「圏外」「SOS」などが表示される場合は、SIMやeSIMの問題も考えられます。
物理SIMを利用しているiPhoneでは、電源を切ってからSIMカードを入れ直す方法があります。
1. iPhoneの電源を切る
2. SIM取り出しツールでトレイを開ける
3. SIMの向きやトレイの変形を確認する
4. 正しい向きでSIMを戻す
5. 電源を入れて通信状態を確認する
SIMカードの金属部分には、できるだけ触れないようにしてください。
トレイが曲がっている場合や、カードが正しく収まらない場合は、無理に押し込まず通信会社やAppleのサポートへ相談しましょう。
iPhone 17シリーズやiPhone AirはSIMカードを抜き差しできない
Appleの公式仕様では、日本で販売されているiPhone 17、iPhone 17 Pro、iPhone 17 Pro Max、iPhone Airは、物理的なSIMカードに対応していません。
2026年3月2日に発表されたiPhone 17eも物理SIM非対応で、eSIMを使用するモデルです。
そのため、これらの機種では、従来のトラブル対処として知られる「SIMカードを抜いて入れ直す」という操作はできません。
対象となる主なモデルは次のとおりです。
- iPhone 17
- iPhone 17 Pro
- iPhone 17 Pro Max
- iPhone Air
- iPhone 17e
eSIM専用モデルで通信できない場合は、SIMトレイを探すのではなく、「設定」の「モバイル通信」を確認します。
- 契約中のモバイル通信プランが表示されているか
- 利用する電話番号がオンになっているか
- モバイルデータ通信に正しい回線が選ばれているか
- 機種変更時のeSIM転送が完了しているか
- 通信会社側でeSIMが有効化されているか
- 古いiPhoneに回線が残っていないか
Appleによると、iPhone 17では2つのeSIMを同時に有効にでき、8つ以上のeSIMを保存できます。
便利な一方で、保存している回線が増えるほど、「どの回線をデータ通信に使っているのか」が分かりにくくなる可能性があります。今後の通信トラブルでは、物理SIMの接触状態よりも、eSIMの登録・転送・回線選択を確認する重要性が高まると考えられます。
これは古いiPhone向けの解説と、現在のiPhoneで大きく異なる点です。SIMトレイが見つからなくても、部品の欠落や故障ではありません。
APN構成プロファイルを確認する
格安SIMや一部の通信サービスでは、モバイル通信を利用するためにAPN構成プロファイルが必要になる場合があります。
APNは、iPhoneを契約先のネットワークへ接続するための設定です。
次のような状況では、契約先が案内するAPN設定を確認してください。
- 格安SIMへ乗り換えた直後
- 新しいiPhoneへ回線を移した
- iPhoneを初期化した
- 以前の通信会社のプロファイルが残っている
- 通信会社から再設定を案内された
「設定」「一般」「VPNとデバイス管理」などに古いAPN構成プロファイルが残っていると、新しい回線で通信できない場合があります。
ただし、プロファイルを削除すると、現在利用している通信サービスまで使えなくなる可能性があります。自己判断で削除せず、契約先の公式手順に従いましょう。
再起動しても4Gにつながらない場合は?
基本的な確認で改善しない場合は、キャリア設定、iOS、ネットワーク設定の順に確認します。
ネットワーク設定のリセットは、保存済みのWi-Fi設定などに影響するため、最後に行うのが安全です。
キャリア設定をアップデートする
キャリア設定には、通信会社のネットワークや通話に関する情報が含まれています。
Appleが案内している一般的な確認手順は次のとおりです。
1. iPhoneをWi-Fiへ接続する
2. 「設定」を開く
3. 「一般」をタップする
4. 「情報」を開く
5. 更新画面が表示されたら実行する
新しいSIMやeSIMを設定した場合は、利用する通信会社に対応したキャリア設定が必要になることがあります。
「情報」を開いても更新案内が表示されなければ、その時点で適用できるアップデートがない可能性があります。
iOSをアップデートする
通信機能に関係する不具合が、iOSのアップデートで修正される場合があります。
1. 「設定」を開く
2. 「一般」をタップする
3. 「ソフトウェアアップデート」を開く
4. 利用可能な更新があるか確認する
アップデート前には、重要なデータをバックアップし、十分な空き容量とバッテリー残量を確保してください。
安定したWi-Fi環境で行い、更新中に電源が切れないようにしましょう。
ただし、通信障害や料金未払い、eSIMの未開通が原因の場合は、iOSを更新しても解決しません。原因を切り分けたうえで実行することが大切です。
ネットワーク設定をリセットする
ほかの対処を行っても改善しない場合は、ネットワーク設定のリセットを検討します。
一般的な手順は次のとおりです。
1. 「設定」を開く
2. 「一般」をタップする
3. 「転送またはiPhoneをリセット」をタップする
4. 「リセット」をタップする
5. 「ネットワーク設定をリセット」を選ぶ
6. パスコードを入力する
ネットワーク設定のリセットだけなら、通常は写真やアプリなどの個人データは削除されません。
一方、過去に使用したネットワークやVPNなど、ネットワーク関連の設定がリセットされます。影響範囲はiOSのバージョンや端末の管理状態によって異なる可能性があるため、実行前にAppleの最新案内も確認してください。
少なくとも、自宅や職場で使うWi-Fiのパスワードは事前に確認しておきましょう。
「すべてのコンテンツと設定を消去」は選ばない
リセット画面には、ネットワーク設定以外の項目も表示されます。
「すべてのコンテンツと設定を消去」を選ぶと、iPhone内のデータが消去され、端末が初期化されます。
4Gにつながらないという理由だけで、iPhone全体をいきなり初期化する必要は通常ありません。
操作する項目名を確認し、「ネットワーク設定をリセット」と間違えないよう注意してください。
iPhoneの故障を疑う目安と相談先は?
場所や通信回線を変えても改善せず、通信会社側にも問題がない場合は、iPhone本体の故障も考えられます。
ただし、修理を申し込む前に、回線側・SIM側・端末側のどこに問題があるかを切り分けましょう。
故障の可能性が高まる状況
次のような状況では、端末の点検を検討します。
- 落下した直後から圏外になった
- 水濡れ後から通信できなくなった
- 正常なSIMを何度も認識しなくなる
- 場所を変えても常に圏外になる
- 別の正常な回線でも通信できない
- 通信会社側で回線とSIMに問題がないと確認された
- 再起動や設定確認で改善しない
- 通信不能と同時にフリーズや再起動が頻発する
本体の発熱だけでは、通信部品の故障とは判断できません。
iPhoneは充電中、動画撮影中、ゲーム中、アップデート直後、周囲の温度が高い場所などでも熱くなることがあります。発熱と通信不能が同時に続く場合でも、単独の症状ではなく、落下や水濡れ、再起動の頻発などと合わせて判断する必要があります。
通信会社へ伝える情報を整理する
問い合わせる際は、「4Gが使えない」とだけ伝えるより、症状を具体的に整理しておくと原因を切り分けやすくなります。
- iPhoneの機種名
- iOSのバージョン
- 「圏外」「SOS」「LTE」「4G」「5G」のどれが表示されるか
- 通話とSMSが使えるか
- Wi-Fiでは通信できるか
- いつから症状が始まったか
- 機種変更や回線変更の直後か
- 物理SIMかeSIMか
- デュアルSIMを利用しているか
- 特定の場所だけか、どこでも使えないか
- すでに試した対処法
たとえば、「iPhone 17eでeSIMを使用しており、機種変更後からSOS表示になった。Wi-Fiは使え、機内モードと再起動は試した」と伝えれば、eSIMの有効化や回線登録を優先して確認してもらえます。
この伝え方は、通信会社に限らず、Appleのサポートへ相談する場合にも役立ちます。
最初は契約中の通信会社へ相談する
原因が分からない場合は、まず契約中の通信会社へ相談するのが現実的です。
通信会社では、次の項目を確認してもらえる可能性があります。
- 回線が利用可能な状態か
- 料金未払いによる停止がないか
- 地域で通信障害が発生していないか
- SIMやeSIMが正常に登録されているか
- 契約プランがiPhoneに対応しているか
- APN設定が必要か
- SIMやeSIMの再発行が必要か
回線やSIMに問題がないと確認された場合は、Appleのサポートや正規サービスプロバイダへの相談を検討します。
修理前には、可能な範囲でバックアップを取ってください。保証の有無、修理料金、データを保持できるかどうかは、故障内容や契約状況によって異なります。
4G表示だけではiPhoneの故障と判断できない理由
ここからは、Appleの仕様と現在の通信環境を踏まえた考察です。
現在のiPhoneは、5G、4G、LTE、Wi-Fiを通信状況に応じて使い分けています。そのため、ステータスバーに「4G」が出ていないという事実だけでは、異常かどうかを判断できません。
5G対応iPhoneでも、5Gの電波が弱い場所では4Gへ切り替わります。反対に、5Gと表示されていても、利用者が集中している場所や速度制限中は通信が遅くなることがあります。
つまり、通信の快適さは表示される規格だけで決まるものではありません。
- 電波の強さ
- 建物の構造
- 基地局との距離
- 周囲の利用者数
- 契約プラン
- データ残量
- SIMやeSIMの登録状態
こうした条件が複合的に影響します。
筆者として重要だと考えるのは、4Gという表示を出すことではなく、通話やWeb閲覧など、自分に必要な機能を安定して使えるかを確認することです。
また、iPhone 17世代では、日本向けモデルのeSIM専用化が進みました。
Appleの公式情報をモデル別に照合すると、iPhone 17と17eだけではなく、iPhone 17 Pro、17 Pro Max、iPhone Airも物理SIMに対応していません。
この変更によって、古いiPhone向けの記事に書かれている「SIMカードを抜き差しする」という対処法を、そのまま適用できない機種が増えています。
今後は、次の確認がより重要になると考えられます。
- eSIMの転送が完了しているか
- 通信プランが有効化されているか
- データ通信に正しい回線を指定しているか
- 解約済みのeSIMが残っていないか
- 通信会社側で回線が開通しているか
古い解説記事と自分の画面や端末構造が違っても、すぐに故障と決めつけないことが大切です。
iPhoneの機種、iOSのバージョン、契約中の通信会社、物理SIMかeSIMかを確認すれば、原因をかなり絞り込めます。
まとめ
iPhoneに4Gが表示されないときは、最初に「表示だけが違う状態」と「モバイル通信自体が使えない状態」を分けて考えましょう。
5G、LTE、Wi-Fiが表示され、正常に通信できているなら、4Gの文字がなくても故障とは限りません。
ネットも使えない場合は、次の順番で確認します。
- Wi-Fiをオフにしてモバイル通信を確認する
- 機内モードをオン・オフする
- モバイルデータ通信をオンにする
- デュアルSIMの利用回線を確認する
- iPhoneを再起動する
- 障害情報、データ残量、支払い状況を確認する
- SIMまたはeSIMの状態を確認する
- キャリア設定とiOSを確認する
- 最後にネットワーク設定をリセットする
日本向けのiPhone 17、17 Pro、17 Pro Max、iPhone Air、iPhone 17eは、物理SIMに対応していません。
これらの機種で通信できない場合は、SIMカードの抜き差しではなく、eSIMの登録状態や利用回線の選択を確認し、解決しなければ契約中の通信会社へ相談しましょう。
よくある質問
iPhoneに4GではなくLTEと表示されても正常ですか?
LTE表示でも正常にインターネットへ接続できているなら、基本的に対処は不要です。
LTEは日常的には4G世代の通信として扱われていますが、画面上の名称は通信会社や契約、iOSの仕様によって異なる場合があります。
iPhoneを4Gに固定するにはどうすればよいですか?
一般的には「設定」「モバイル通信」「利用中の回線」「モバイルデータ通信のオプション」「音声通話とデータ」と進み、「4G」を選びます。
通信会社や料金プランによっては、4Gの選択肢が表示されない場合があります。その場合は、契約中の通信会社の案内を確認してください。
ネットワーク設定をリセットすると写真も消えますか?
「ネットワーク設定をリセット」だけなら、通常は写真やアプリなどの個人データは削除されません。
ただし、Wi-FiやVPNなどのネットワーク関連設定はリセットされます。影響範囲はiOSや端末の管理状態によって異なる可能性があるため、実行前にAppleの最新案内を確認しましょう。
iPhone 17シリーズのSIMカードはどこにありますか?
日本向けのiPhone 17、17 Pro、17 Pro Max、iPhone Air、iPhone 17eには、物理的なSIMカードを入れるトレイがありません。
通信にはeSIMを使用します。「設定」の「モバイル通信」でプランが表示されているか確認し、必要に応じて契約中の通信会社へeSIMの有効化状況を問い合わせてください。
参照した公式情報
この記事では、AppleのiPhoneユーザガイド「iPhoneでモバイルデータ通信の設定を表示する/変更する」、Appleサポート「iPhoneやiPadに『SOS』『圏外』『検索中』と表示される場合」を確認しました。
iPhone 17世代のSIM仕様については、AppleのiPhone 17仕様ページ、iPhoneの通信方式対応ページ、iPhone 17 Pro・17 Pro Maxの発表資料、iPhone 17eの発表・仕様情報をモデル別に照合しています。
設定項目、通信会社の提供条件、対象機種の仕様は変更される可能性があります。記事内の情報は2026年7月28日時点で確認した内容であり、実際に操作する際はAppleと契約中の通信会社の最新案内も確認してください。


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