iPhoneのクイックスタートは、新しいiPhoneだけを初期化して「こんにちは」の画面へ戻せば、最初からやり直せます。
古いiPhoneはデータの移行が確認できるまで消去せず、まずは新しいiPhoneの容量・iOS・通信環境を確認してから再設定しましょう。
iPhoneのクイックスタートをやり直す結論は?
クイックスタートで転送に失敗した場合は、移行先の新しいiPhoneを消去し、初期設定画面からやり直すのが基本です。
最初に、間違えやすい3つのポイントを確認しておきましょう。
- 初期化するのは、新しいiPhoneだけ
- 古いiPhoneは、移行確認が終わるまで消去しない
- 再設定は「こんにちは」の画面から始める
クイックスタートの途中でエラーが出たあと、自動的に続きから再開できない場合があります。
その状態で設定を進め続けるより、新しいiPhoneをいったん消去し、最初から設定し直すほうが現在の状態を把握しやすくなりますよ。
Appleサポートコミュニティで案内された事例
Appleサポートコミュニティには、クイックスタートをやり直したい利用者からの相談が投稿されています。
2025年1月6日の投稿では、iPhone 14・iOS 17を使用している人が、新しいiPhoneの使用者を「親」として設定したものの、正しくは「子供」だったため、設定をやり直したいと相談していました。
これに対し、コミュニティ内では、新しいiPhoneを初期化して購入時と同じ「こんにちは」の画面へ戻し、クイックスタートをやり直す方法が回答されています。
ここで注意したいのは、Appleサポートコミュニティの回答は、Appleの公式サポート文書そのものではないという点です。
ただし、「設定済みのiPhoneを消去して初期設定からやり直す」という操作自体は、iPhoneに用意されている正規の初期化機能を使う方法です。
古いiPhoneを初期化してはいけない理由
古いiPhoneは、写真・動画・連絡先・メモ・アプリなどの元データを持つ移行元です。
バックアップを確認せずに古いiPhoneを消去すると、保存先のないデータを失うおそれがあります。
- 古いiPhone:データが入っている移行元
- 新しいiPhone:データを受け取る移行先
- 消去する端末:原則として新しいiPhone
- 残しておく端末:古いiPhone
私は、クイックスタートの相談で最初に確認すべきなのは、エラー表示ではなく「どちらが古いiPhoneか」です。
初心者の方は、新旧の見た目が似ていると、設定を開いた端末を取り違えやすいからです。
初期化の直前には、古いiPhoneで写真や連絡先を開き、消そうとしている端末が本当に新しいiPhoneなのか確認してくださいね。
クイックスタートをやり直す前の必須チェックは?
再試行する前に、元データ・容量・iOSの3項目を優先して確認しましょう。
Wi-Fiや充電も大切ですが、容量不足やiOSの状態が原因なら、同じ環境で何度やり直しても成功しにくいためです。
1.古いiPhoneに必要なデータが残っているか
古いiPhoneを開き、移したいデータを実際に確認します。
最低限、次の項目を見ておくと安心です。
- 写真や動画が表示される
- 連絡先が残っている
- メモや必要なファイルを開ける
- LINEなどの重要なアプリを利用できる
- Apple Accountに問題なくサインインできている
可能であれば、iCloudまたはパソコンにもバックアップを作成しておきましょう。
クイックスタートは本体のデータを移す仕組みですが、アプリによっては別の引き継ぎ操作や本人確認が必要です。
特に確認しておきたいのは、次のサービスです。
- LINEのトーク履歴や登録情報
- Google Authenticatorなどの認証アプリ
- モバイルSuicaなどの交通系ICカード
- 銀行・決済アプリ
- ゲームアプリ
- 仕事用のセキュリティアプリ
Appleサポートコミュニティには、iPhone 11からiPhone 15へクイックスタートで移行したあと、LINEにメールアドレスを登録していなかったため、引き継ぎに困ったという相談もあります。
本体の移行と、各アプリのアカウント移行は別の作業になることがあると覚えておきましょう。
2.新しいiPhoneの容量が足りるか
古いiPhoneで使っているデータ量が、新しいiPhoneの容量を上回る場合、すべてのデータをそのまま移すことはできません。
古いiPhoneでは、次の順に進むと使用量を確認できます。
1. 「設定」を開く
2. 「一般」をタップする
3. 「iPhoneストレージ」をタップする
4. 画面上部の使用済み容量を確認する
たとえば、古いiPhoneで200GBを使用しているのに、新しいiPhoneが128GBモデルなら、そのままでは容量が足りません。
不要なデータを整理する場合も、写真や動画を先に消すのは避けましょう。
iCloudやパソコンへ保存できていることを確認してから整理してください。
3.新旧iPhoneのiOSを確認する
新しいiPhoneでも、出荷時や保管時の古いiOSが入っていることがあります。
古いiPhoneのほうが新しいiOSへ更新されていると、クイックスタート中に新しいiPhoneの更新を求められたり、転送が進みにくくなったりする場合があります。
古いiPhoneでは、次の順に更新を確認できます。
1. 「設定」を開く
2. 「一般」をタップする
3. 「ソフトウェアアップデート」をタップする
4. 利用できる更新内容を確認する
新しいiPhoneのiOS更新が必要でも、初期設定中にうまく進めない場合があります。
そのときは、いったんデータを移さず新しいiPhoneの初期設定を完了し、iOSを更新してから再度初期化する方法があります。
少し手間はかかりますが、同じエラーを繰り返すより、原因を一つ減らせる方法です。
4.Apple Accountと通信環境を確認する
クイックスタート中には、Apple Accountのパスワードや確認コードを求められることがあります。
次の情報を確認しておきましょう。
- Apple Accountに使っているメールアドレスや電話番号
- Apple Accountのパスワード
- 古いiPhoneのパスコード
- 2ファクタ認証を受け取れる端末や電話番号
以前は「Apple ID」と呼ばれていましたが、現在は「Apple Account」という名称が使われています。
家族のiPhoneを設定するときは、親と子供のアカウントを間違えないようにしてください。
親子で同じApple Accountを共用すると、写真・連絡先・メッセージなどが意図せず同期されることがあります。
通信環境については、両方のiPhoneでWi-FiとBluetoothをオンにし、2台を近くへ置きます。
充電残量の決まった基準はありませんが、転送中の電池切れを防ぐため、2台とも電源へ接続しておくと安心ですよ。
iPhoneのクイックスタートをやり直す最短手順
古いiPhoneのデータを確認したら、新しいiPhoneを初期化してクイックスタートをやり直します。
全体の流れは、次の8ステップです。
1. 古いiPhoneのデータを確認する
2. 新しいiPhoneを初期化する
3. 「こんにちは」の画面まで待つ
4. 2台のWi-FiとBluetoothを確認する
5. 古いiPhoneを新しいiPhoneへ近づける
6. アニメーションを読み取る
7. 「iPhoneから転送」を選ぶ
8. 2台を近くに置いたまま完了を待つ
手順1:新しいiPhoneを初期化する
途中まで設定した新しいiPhoneで、次の順に操作します。
1. 「設定」を開く
2. 「一般」をタップする
3. 「転送またはiPhoneをリセット」をタップする
4. 「すべてのコンテンツと設定を消去」をタップする
5. 表示内容を確認して「続ける」をタップする
6. 求められたら新しいiPhoneのパスコードを入力する
7. 画面の案内に従って消去する
この操作を行うと、新しいiPhone内の写真・アプリ・設定などが削除されます。
クイックスタートを始めたあと、新しいiPhoneで撮影した写真や作成したメモがある場合は、必要なものがないか確認してください。
eSIMを利用している場合は、eSIMを残すか消去するかを選ぶ画面が表示されることがあります。
契約状況や通信会社によって必要な操作が異なるため、判断できない場合は、eSIMを安易に削除せず契約中の通信会社へ確認しましょう。
手順2:「こんにちは」の画面を表示する
消去が終わると、新しいiPhoneが再起動して「こんにちは」と表示されます。
この画面が、クイックスタートを最初から始められる状態の目印です。
古いiPhoneのロックを解除し、Wi-FiとBluetoothがオンになっているか確認してください。
2台とも充電ケーブルへ接続しておくと、転送中の電池切れを防ぎやすくなります。
手順3:古いiPhoneを近くに置く
新しいiPhoneで言語と地域を選び、古いiPhoneを近くへ置きます。
古いiPhoneに「新しいiPhoneを設定」といった画面が表示されたら、Apple Accountが正しいか確認して「続ける」をタップします。
ここは、家族の端末を設定するときに間違えやすい場面です。
画面に表示された名前やメールアドレスを見ずに進めると、親のApple Accountで子供のiPhoneを設定してしまうことがあります。
手順4:アニメーションを読み取る
新しいiPhoneに青い粒状のアニメーションが表示されたら、古いiPhoneのカメラで読み取ります。
読み取れない場合は、次の点を確認してください。
- 古いiPhoneのカメラレンズを拭く
- 新しいiPhoneの画面を明るくする
- 2台を傾けすぎない
- 暗すぎない場所で操作する
- カメラを近づけすぎない
画面に「手動で認証」などの選択肢が表示された場合は、案内に従って手動設定を進められることがあります。
手順5:古いiPhoneのパスコードを入力する
新しいiPhoneに、古いiPhoneのロック解除で使っているパスコードを入力します。
ここで入力するのは、Apple Accountのパスワードではありません。
その後、Face IDまたはTouch IDなどの設定を進めます。
使用者を間違えたことがやり直しの理由なら、誰の顔や指紋を登録するのかを確認しながら進めてくださいね。
手順6:「iPhoneから転送」を選ぶ
データの移行方法が表示されたら、古いiPhoneから直接移したい場合は「iPhoneから転送」を選びます。
状況によっては、iCloudバックアップから復元する方法なども表示されます。
利用規約やApple Account、位置情報などの設定が続くため、内容を確認しながら一つずつ進めましょう。
手順7:2台を動かさずに待つ
転送が始まったら、2台を近くに置き、充電したまま待ちます。
転送中は、次の操作を避けてください。
- Wi-FiやBluetoothをオフにする
- 片方を別の部屋へ持っていく
- 電源を切る
- 再起動する
- 古いiPhoneを初期化する
- SIMカードを何度も抜き差しする
転送時間は、データ量や通信環境によって変わります。
完了画面が表示されたあとも、アプリや写真のダウンロードが続くことがあるため、新しいiPhoneをWi-Fiと電源につないだまま様子を見ましょう。
クイックスタートが止まる原因と対処法は?
クイックスタートが止まったときは、表示されている症状ごとに確認する内容を変えましょう。
何となく初期化を繰り返すのではなく、表示・原因候補・最初にすることの順に切り分けるのがポイントです。
「残り時間を計算中」から進まない
この表示では、iPhoneがデータ量や通信状況を確認している可能性があります。
写真や動画が多い端末では、残り時間がすぐ表示されないこともあります。
最初にすることは、次の3つです。
- 2台を近くに置く
- 電源へ接続する
- Wi-FiとBluetoothを変えずに待つ
「何分止まれば失敗」と判断できる、Apple共通の固定時間はありません。
そのため、1時間などの数字だけで中断を決めるのではなく、進行表示が変わるか、本体が反応しているか、通信が切れていないかを確認しましょう。
本体が異常に熱い、画面が操作を受け付けない、同じエラーが表示された場合は、再起動ややり直しを検討します。
「近くのデバイスを検索中」から進まない
この場合は、2台がお互いを認識できていない可能性があります。
次の順で確認してください。
1. 2台を近づける
2. 古いiPhoneのロックを解除する
3. 両方のWi-FiとBluetoothを確認する
4. 2台を再起動する
5. 新しいiPhoneが「こんにちは」の画面になっているか確認する
Bluetoothを使うイヤホンや時計が近くにあっても、必ずクイックスタートを妨げるとは限りません。
根拠なく周辺機器やケースをすべて外すより、まずはAppleが操作の前提としている端末の状態を確認するほうが効率的です。
「データ転送を完了できません」と表示される
このエラーでは、容量不足、通信の中断、iOSの状態、Apple Accountの認証などが原因候補になります。
最初に、次の3項目を確認してください。
- 古いiPhoneの使用量が新しいiPhoneの容量に収まるか
- 新しいiPhoneのiOSを更新できるか
- Apple Accountへ正常にサインインできるか
容量が足りない場合は、何度やり直しても解決しません。
新しいiPhoneのiOSが古い場合は、データを移さず初期設定を済ませてiOSを更新し、再度消去してからクイックスタートを試す方法があります。
古いiPhoneにクイックスタートが表示されない
新しいiPhoneがすでにホーム画面まで設定されていると、古いiPhoneを近づけてもクイックスタートが表示されないことがあります。
新しいiPhoneを「すべてのコンテンツと設定を消去」で初期化し、「こんにちは」の画面へ戻してください。
古いiPhone側では、ロックを解除し、Bluetoothをオンにします。
それでも表示されない場合は、2台を再起動してからもう一度試しましょう。
同じ場所で何度も失敗する
私は、環境を整えた再試行は1回までにし、同じ地点で2回続けて止まるなら、別の移行方法へ切り替えるのが現実的だと考えています。
これはAppleが定めた回数ではなく、原因を変えずに再試行し続けないための筆者の判断基準です。
1回目の失敗後に容量・iOS・通信環境を確認し、それでも同じ画面で止まるなら、クイックスタート以外の方法を検討しましょう。
再試行の回数を増やすことより、元データを安全に移せる方法へ切り替えることのほうが大切です。
クイックスタートをやり直しても失敗するときの代替方法
クイックスタートが使えなくても、iPhoneのデータ移行そのものができないとは限りません。
iCloudやパソコンを使う方法へ切り替えることで、移行できる場合があります。
iCloudバックアップから復元する
古いiPhoneでiCloudバックアップを作成し、新しいiPhoneの初期設定中に復元する方法です。
古いiPhoneでは、次の順に進みます。
1. 「設定」を開く
2. 画面上部の自分の名前をタップする
3. 「iCloud」をタップする
4. 「iCloudバックアップ」をタップする
5. 「今すぐバックアップを作成」をタップする
バックアップが完了したら、新しいiPhoneを初期化し、データ移行画面で「iCloudバックアップから復元」を選びます。
パソコンがなくても利用できますが、Wi-Fiの速度やiCloudの空き容量に影響されます。
料金や容量プランは変更される可能性があるため、最新情報はApple公式で確認してください。
MacのFinderから復元する
Macでは、古いiPhoneをケーブルで接続し、Finderからバックアップを作成できます。
その後、新しいiPhoneをMacへ接続し、作成したバックアップから復元します。
「ローカルのバックアップを暗号化」を選ぶと、保存できるデータの範囲が広がる場合があります。
ただし、暗号化に使ったパスワードを忘れると、そのバックアップを利用できなくなる可能性があります。
必ず安全な場所へ記録してください。
Windowsパソコンから復元する
Windowsでは、利用環境に応じてApple DevicesアプリまたはiTunesを使い、バックアップと復元を行います。
使用できるソフトウェアや表示画面は、WindowsのバージョンやAppleの提供状況によって異なる場合があります。
パソコン経由は、Wi-Fiが不安定な場合や、写真・動画が多い場合に検討しやすい方法です。
ただし、パソコン側にも古いiPhoneのデータを保存できる空き容量が必要です。
ケーブルを使った転送
機種とケーブルの組み合わせによっては、iPhone同士をケーブルで接続してデータを転送できる場合があります。
iPhone 15以降のUSB-Cモデル同士や、Lightning端子のiPhoneからUSB-Cモデルへ移す場合など、端子に合ったデータ通信対応ケーブルが必要です。
見た目が同じでも、充電専用でデータ通信に対応していないケーブルがあります。
使用するケーブルの仕様や、対応する接続方法を確認してください。
有線接続はWi-Fiの影響を受けにくい一方、ケーブルの不良や端子の汚れが原因になることもあります。
無線より必ず成功する方法ではないため、手元の環境に合わせて選びましょう。
移行後に古いiPhoneを消す前の確認事項
クイックスタートの完了画面が出ても、すべてのアプリやサービスが使える状態とは限りません。
古いiPhoneを初期化する前に、新しいiPhoneで日常的に使う機能を確認しましょう。
最低限確認したい項目
次の項目を新しいiPhoneで一つずつ確認してください。
- 電話を発着信できる
- SMSを受信できる
- 写真と動画を表示できる
- 連絡先がそろっている
- メールを送受信できる
- LINEのトーク履歴を確認できる
- 認証アプリでコードを表示できる
- 銀行や決済アプリへログインできる
- Walletのカードを確認できる
- 仕事やゲームのアプリを利用できる
アプリアイコンが薄く表示されている場合は、ダウンロードの途中かもしれません。
iCloud写真を利用している場合も、サムネイルだけが先に表示され、元の画質の写真が後から読み込まれることがあります。
LINEや認証アプリは別途確認する
LINEは、電話番号・メールアドレス・パスワード・バックアップ状況によって追加の本人確認が必要になる場合があります。
仕様は変更されることがあるため、実際の引き継ぎ時にはLINE公式の最新案内も確認してください。
Google Authenticatorなどの認証アプリ、金融機関や勤務先のセキュリティアプリも、端末を移しただけでは使えない場合があります。
会社用アカウントは、自己判断で削除や再登録をせず、必要に応じて管理者へ確認しましょう。
Suicaなどの交通系ICカードを確認する
Walletに登録した交通系ICカードは、古いiPhone側から情報を退避し、新しいiPhoneで追加し直す操作が必要になる場合があります。
カードの種類や設定状況によって手順が異なるため、Walletアプリに表示される案内に従ってください。
残高が表示されない場合も、同じカードを何度も新規発行しようとするのは避けましょう。
Appleや利用している交通系ICカード事業者の案内を確認してください。
クイックスタートをやり直すときの筆者の判断基準
クイックスタートをやり直す際は、同じ操作を繰り返すより、原因を減らしてから再試行することが大切です。
私なら、次の順序で判断します。
- 最初に、古いiPhoneのデータを確認する
- 次に、新しいiPhoneの容量を確認する
- その次に、新旧iPhoneのiOSを確認する
- 通信環境を整え、クイックスタートを1回再試行する
- 同じ地点で再び止まったら、iCloudやパソコンへ切り替える
この順番にする理由は、容量不足や元データの欠損は、Wi-Fiを変えても解決しないからです。
初心者の方ほど、Bluetoothを何度もオン・オフしたり、初期化を繰り返したりしがちですが、先に確認すべきなのは「移せるデータ量か」「移行元が安全か」という根本部分です。
また、初心者が特に間違えやすいのは、「すべてのコンテンツと設定を消去」の画面です。
このボタンを押す前には、画面上部や端末の外観を確認し、消そうとしているのが新しいiPhoneであることを声に出して確認してもよいでしょう。
少し慎重すぎるように見えても、初期化は取り消しにくい操作です。
操作を急ぐより、元データを守ることを優先してくださいね。
まとめ
iPhoneのクイックスタートは、移行先の新しいiPhoneを初期化し、「こんにちは」の画面へ戻せばやり直せます。
初期化する前に、古いiPhoneへ写真・連絡先・LINEなどの必要なデータが残っているか確認してください。
そのうえで、新しいiPhoneの容量、新旧iPhoneのiOS、Apple Account、Wi-FiとBluetoothの状態を確認します。
新しいiPhoneでは、「設定」から「一般」へ進み、「転送またはiPhoneをリセット」内の「すべてのコンテンツと設定を消去」を選びます。
初期化後に「こんにちは」と表示されたら、古いiPhoneを近づけ、クイックスタートを最初から進めましょう。
環境を整えて再試行しても同じ地点で止まる場合は、何度も繰り返さず、iCloudバックアップやMacのFinder、WindowsのApple Devicesアプリ・iTunesなどへ切り替える方法があります。
新しいiPhoneで電話、写真、LINE、認証アプリ、Walletなどを確認できるまでは、古いiPhoneを初期化・売却・譲渡しないでください。
大切なのは、クイックスタートを成功させることだけではありません。
必要なデータとサービスを、新しいiPhoneで安全に使える状態へ移すことが本当のゴールですよ。
よくある質問
クイックスタートのやり直しで、特に検索されやすい疑問をまとめます。
操作する端末を間違えないよう、初期化前に確認してください。
クイックスタートは何回でもやり直せますか?
新しいiPhoneを初期化して「こんにちは」の画面へ戻せば、再度クイックスタートを始められます。
ただし、同じ場所で繰り返し失敗する場合は、容量やiOSを確認し、iCloudやパソコン経由へ切り替えたほうがよいでしょう。
クイックスタートの途中から再開できますか?
エラー後に自動で続きから再開できない場合は、新しいiPhoneを消去し、最初からやり直します。
中途半端に設定された状態で進めるより、「こんにちは」の画面へ戻したほうが手順を整理しやすくなります。
新しいiPhoneを初期化すると古いiPhoneのデータも消えますか?
新しいiPhoneだけを「すべてのコンテンツと設定を消去」で初期化した場合、通常は古いiPhone内のデータまで消去されません。
ただし、端末を取り違えると古いiPhoneを消してしまうため、初期化直前に写真や連絡先が入っている端末ではないことを必ず確認してください。


コメント