iPhoneの予測変換の削除が一部だけ可能かどうかについてご紹介します。
iPhoneで文字の入力をしていると、入力したい言葉を全て入力する前に、予測が出てきて選択できますよね。
ユーザーがよく入力する言葉などをiPhoneが覚えてくれるので、非常に便利です。
しかし、時には「それは出てきてほしくない」という言葉が予測で出てくることがないでしょうか?
私もこの予測変換に悩まされたことが何度かあります。
今回は、iPhoneの予測変換は一部削除が可能かどうか、そして対処方法についてご紹介します。
iPhoneの予測変換削除:一部(個別)も可能?
残念ながら、最新のiOS16.1でも一部削除はできません。
現時点での削除は、キーボードの学習を全て削除する「リセット」のみとなっています。
リセット方法については次の項目にて説明しますので、よろしければ下に下がって確認してみてください。
しかし予測変換をリセットするとなると、今までの学習が0になってしまいますので、便利に使えていた予測も出なくなってしまいますよね。
そのため、「一部だけ削除したい」という声も多いようです。
そこで、一部だけ削除したい理由として考えられるものを挙げてみました。
2.予測変換で出てくる言葉がおかしい
3.何度入力しても思ったように学習してくれない
予測変換の一部削除はできませんが、上記それぞれの理由ごとに対処する方法がありますので、ご紹介していきます。
他人に見られたくない言葉が予測変換で出てくる場合
例えば友人と一緒にいて、「あれ何だっけ?」「検索してみよう!」となった時、自分のiPhoneを一緒に見ながらSafariで検索するとします。
その際、文字入力中に見られたくない言葉が予測変換で出てしまって、恥ずかしい思いをすることがあるかもしれません。
今の例はかなりピンポイントなお話しですが、思わぬ予測変換が出てきてしまい、他人に見られて恥ずかしい思いをしたことはありませんか?
そんな時に利用していただきたいのが、Safariのプライベートブラウズモードです。
このプライベートブラウズモードは、iPhoneの予測変換の影響を受けず、学習の上書きもされません。
そのため、Safariを他人に触らせたり、入力中の画面を一緒に見ている時には、プライベートブラウズモードで検索すれば、普段の学習された予測ではなく、iPhoneの一般的な予測のみ出てきます。
ちなみに私のiPhoneでは、「あ」と入力すると予測で「あ」「ありがとう」「赤ちゃん」と出てきましたが、プライベートブラウズモードの検索窓で「あ」と入力すると、「あ」「あの」「あー」と出てきました。
プライベートブラウズモードなら、予測変換について他人の目を気にする必要がなくなりますね。
プライベートブラウズモードにする方法は以下の通りです。
2.画面右下の「□」が2つ重なるマークをタップする
3.画面下部の真ん中の「○個のタブ」をタップする
(タブがない場合は「スタートページ」をタップする)
4.「プライベート」をタップする
5.画面右下の「完了」もしくは画面左下の「+」をタップする
以上の操作で、プライベートブラウズモードでの検索ページが開きますので、あとは通常のSafariと同じ要領で検索可能です。
一人の時でも、学習されたくない言葉で検索する時には、プライベートブラウズモードで検索すると、キーボードの予測変換に学習されることもないですよ。
予測変換がおかしい場合
iPhoneで入力していると、たまに「なぜこんな予測が?」というような予測変換が出てくることがありませんか?
ひと昔前のことですが、その言葉が流行していた当時、私が「げきおこ」まで打つと予測変換で「激おこスティックファイナリアリティぷんぷんドリーム」と出てきたことがあります。
そんな言葉初めて知りましたし、「この予測いらないな」と思ったものです。
そして、普段自分がよく入力する言葉よりも先に、入力したことのない言葉・漢字が出ることもあるそうです。
そんな時の対処法としては、まず再起動、そしてiOSのアップデートです。
それでも改善されないようなら、しばらくそっとしておいて、学習を継続させていくことで様子をみましょう。
先ほどの「激おこ」の件は、学習の継続によるのかiOSのアップデートによるのか、現在試しに「げきおこ」と打っても予測に出てきませんでした。
何度入力しても思ったように学習してくれない場合
予測変換を上書きしようと、同じ単語を何度か入力しても、その単語が一番最初に出てこなかったりして不便に感じたことはありませんか?
私の場合は、子どもの名前を決める時に、画数の運勢を調べるために同じ音の名前をいくつか候補の漢字で入力したことがあります。
そうすると、実際に生まれて名前が決まってからも、候補にしていた漢字の方が予測で先に表示されてしまい、間違ってタップしてしまったりということがありました。
不要な漢字の候補は消したいところですが、予測変換は一部の削除ができません。
そこで、予測変換に学習させようと、本当の漢字を何度か入力してみるのですが、思ったようにトップに出てこないのです。
調べてみたところ、予測変換は「○回の入力で学習」と明確に決まっておらず、なかなか学習しない場合もあるのだとか。
そして、iPhoneは入力した「言葉」だけが予測変換に出てくるわけではないそうです。
過去に入力した内容であったり、ユーザーのくせなど、様々加味して予測変換が出てくるとのこと。
思ったようには学習させられないので、「この単語を学習してほしい」という時の対処法として、ユーザー辞書の利用をオススメします。
ユーザー辞書は、「単語」と「読み」を紐づけておくことで、優先的に表示されるようになります。
ユーザー辞書の設定方法は以下の通りです。
2.「一般」をタップする
3.「キーボード」をタップする
4.「ユーザ辞書」をタップする5.画面右上の「+」をタップする
6.「単語」に予測変換で出したい単語などを入力する
7.「よみ」にその単語を出す時に入力する読みを入力する
8.画面右上の「保存」をタップする
以上で設定完了です。
先ほどの「子どもの名前」の件も、「単語」に子どもの漢字を入力し、「よみ」に読み仮名を入力することで、予測変換トップに出てくるようになりました。
予測変換に学習させたい言葉があれば、是非ユーザー辞書を使ってみてください。
iPhoneの予測変換削除:全削除の方法
予測変換の一部を削除したい方向けに色々な対処方法をご紹介しましたが、「めんどくさいからもう全部削除したい」という方もいるかもしれませんね。
今までの学習も全てリセットにはなりますが、一番早い方法ではあります。
また、今まで予測変換のリセットを行っていた人も、iOS15から設定画面の表記が変わり、どのようにリセットするかわからない方もいるようです。
そのためiOS15以降の予測変換リセット方法をご紹介します。
操作方法は以下の通りです。
2.「一般」をタップする
3.「転送またはiPhoneをリセット」をタップする
4.「リセット」をタップする
5.「キーボードの変換学習をリセット」をタップする
6.パスコードを入力する
7.「変換学習をリセット」をタップする
以上で予測変換はリセットとなり、工場出荷時のデフォルト状態に戻ります。
リセット後、いちから予測変換の学習をしていく中で、もしも学習させたくない言葉で検索をする場合は、先述の「プライベートブラウズモード」で検索すると良いでしょう。
個人的には「全削除」というとちょっと気が引けてしまいますが、「変換学習のリセット」を実行する方もたくさんいるようです。
まとめ
今回は、iPhoneの予測変換は一部削除が可能かどうかについて、そして対処方法についてご紹介しました。
現時点では「一部削除」はできない仕様になっていますが、その他の対処方法を考えてみたので参考にしていただければと思います。
また、iOSのアップデートによっていつか一部削除できるようになるかもしれませんね。
それまでは、今できる方法で対処していきましょう。
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