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iPhone 7のバッテリー交換はいつ必要?費用や交換方法を解説

バッテリーの状態を確認しているiPhone 7と修理工具 バッテリー

iPhone 7のバッテリー交換は、最大容量80%以下や突然の電源落ち、画面の浮きが確認されたときが目安です。

iPhone 7を長く使っていると、「充電してもすぐ減る」「残量があるのに電源が落ちる」といった症状が現れることがあります。

バッテリーを交換すれば改善する可能性がありますが、iPhone 7は2016年に発売された古いモデルです。修理費用だけでなく、今後のアプリ対応やセキュリティ、端末本体の状態まで含めて判断する必要があります。

この記事では、iPhone 7のバッテリー交換が必要になる症状、交換費用、Appleや民間修理店、自分で交換する場合の違いを詳しく解説します。

iPhone 7のバッテリー交換はいつ必要?

iPhone 7のバッテリー交換を検討する代表的な基準は、最大容量が80%以下になったときです。

ただし、最大容量の数字だけで判断するのではなく、電池持ちや発熱、突然のシャットダウンなど、実際に起きている症状も確認する必要があります。

最大容量が80%以下になったとき

iPhoneでは、設定アプリからバッテリーの最大容量を確認できます。

確認手順は次のとおりです。

  • 「設定」を開く
  • 「バッテリー」を選ぶ
  • 「バッテリーの状態と充電」を開く
  • 「最大容量」を確認する

最大容量とは、新品時のバッテリー容量を100%とした場合に、現在どの程度の容量を蓄えられるかを示す目安です。

たとえば最大容量が80%なら、新品時と比べて満充電できる容量が約8割まで低下している状態を意味します。

一般的には最大容量が80%以下になると、バッテリー交換を検討する時期とされています。AppleCare+などの保証サービスでも、バッテリー容量が一定基準を下回るかどうかが交換条件に関係する場合があります。

ただし、80%は「その瞬間から使えなくなる境界線」ではありません。

最大容量が82%でも電池が半日しか持たないことがあれば、78%でも用途によっては大きな不便を感じない人もいます。数字と使用感の両方を見ることが大切です。

充電の減りが明らかに早くなったとき

新品時と同じ使い方をしているのに、以前より充電の減りが早くなった場合も、バッテリー劣化が考えられます。

具体的には、次のような状態です。

  • 朝に100%まで充電しても夕方には20%以下になる
  • SNSやブラウザを少し使っただけで残量が大きく減る
  • 外出時にモバイルバッテリーが欠かせない
  • 待機しているだけでも残量が減る
  • 残量表示が短時間で急激に変わる

アプリのバックグラウンド動作や位置情報、電波環境などが原因の場合もありますが、設定を見直しても改善しない場合はバッテリーの消耗が疑われます。

iPhone 7は発売から長期間が経過しているため、購入時から一度もバッテリーを交換していない端末では、かなり劣化が進んでいる可能性があります。

残量があるのに突然電源が落ちるとき

バッテリーが劣化すると、画面上では30%や40%と表示されていても、突然電源が切れることがあります。

これは、端末の動作に必要な電力をバッテリーが安定して供給できなくなっている可能性を示す症状です。

特に次の状況で電源が落ちやすい場合は注意してください。

  • カメラを起動したとき
  • 動画を再生したとき
  • ゲームなど負荷の大きいアプリを使ったとき
  • 寒い場所で使用したとき
  • 複数のアプリを切り替えたとき

充電器につなぐと起動するものの、ケーブルを外すとすぐに電源が落ちる場合は、早めの点検が必要です。

ただし、突然のシャットダウンはバッテリー以外にも、基板や電源回路、ソフトウェアの不具合で発生する場合があります。交換前に修理店で診断してもらうと、不要な部品交換を避けやすくなります。

発熱が増えたとき

充電中や動画視聴中にiPhoneが多少温かくなることはあります。

しかし、軽い操作しかしていないのに熱くなる、充電するたびに強く発熱する、触り続けるのが難しいほど熱くなる場合は注意が必要です。

バッテリーの劣化が進むと内部抵抗が増し、充放電の際に熱が発生しやすくなることがあります。

一方、発熱の原因には次のようなものもあります。

  • 高温の場所で使用している
  • 充電しながら動画やゲームを利用している
  • 電波の弱い場所で通信を続けている
  • アプリがバックグラウンドで動作している
  • バッテリー以外の内部部品に不具合がある

発熱だけでバッテリーの故障とは断定できませんが、電池持ちの悪化や突然の電源落ちも同時に起きているなら、交換を検討する材料になります。

画面が浮いている場合は使用を中止する

iPhone 7の画面がフレームから浮いていたり、本体が膨らんで見えたりする場合は、バッテリーが膨張している可能性があります。

バッテリー膨張で見られる症状は次のとおりです。

  • 画面とフレームの間に隙間がある
  • 横から見るとディスプレイが盛り上がっている
  • 画面を押すと沈む
  • 本体がわずかに湾曲している
  • ケースに入らなくなった
  • ディスプレイの表示やタッチに異常が出た

この状態で画面を押し戻したり、本体を強く圧迫したりしてはいけません。

膨張したリチウムイオンバッテリーが変形したり、穴が開いたりすると、発煙や発火につながるおそれがあります。充電や使用を中止し、修理事業者へ相談してください。

筆者としては、最大容量が80%を下回ったこと以上に、画面の浮きや本体の変形を最優先で対応すべき症状だと考えます。

iPhone 7のバッテリー交換費用はいくら?

iPhone 7のバッテリー交換費用は、Appleや正規サービスプロバイダ、通信キャリア、民間修理店、自分で交換する場合で異なります。

また、料金や対応状況は店舗、保証加入の有無、部品在庫、端末の損傷状態などによって変わります。

交換方法 費用の参考 作業時間の参考 主な特徴
Apple・正規サービス 要確認 持ち込みで数時間程度の場合あり 正規手順で修理を受けられる
通信キャリア 保証や受付条件による 店舗や預かり方法による 対応店舗が限られる場合がある
民間修理店 3,480円の掲載例あり 最短30分の掲載例あり 比較的安く、即日対応が多い
自分で交換 部品代24.99ドルなど 30分~2時間の目安 安く抑えられるが破損リスクがある

掲載価格は変更される可能性があります。依頼前に、利用予定の店舗や公式窓口で最新料金と修理条件を確認してください。

Appleや正規サービスで交換する場合

Apple StoreやApple正規サービスプロバイダでは、正規の修理サービスとしてバッテリー交換を依頼できます。

保証状況や端末の状態によっては、修理費用や受付条件が変わります。AppleCare+に加入している場合も、バッテリーの状態が所定の基準を満たすかどうかで費用が異なる可能性があります。

持ち込み修理を利用する場合は、事前予約をしておくのが現実的です。

受付前には、一般的に次の準備が必要になります。

  • iPhoneのデータをバックアップする
  • Apple Accountの情報を確認する
  • 「探す」を解除できるようにする
  • 本人確認書類を準備する
  • ケースやアクセサリーを取り外す

iPhone 7は2016年に発売された機種であるため、今後は部品の在庫や製品区分によって、修理を受けられないケースが増える可能性があります。

実際に正規修理を依頼できるかどうかは、Appleのサポート窓口で端末情報を伝えて確認する必要があります。

また、画面割れや筐体の変形がある場合、バッテリー交換だけでは受け付けられず、別の修理が必要になることもあります。

民間修理店で交換する場合

民間のiPhone修理店では、Appleの正規サービスより短時間かつ低価格で交換できる場合があります。

元ネタとして紹介されているアイサポ新宿本店の料金表では、iPhone 7のバッテリー交換料金は税込3,480円、修理時間は最短30分からとされています。

料金には作業費が含まれ、部品の不具合に対する6か月保証も案内されています。

ただし、同じ修理チェーンでも店舗ごとに価格や取扱メニューが異なる場合があります。3,480円という金額が、すべての店舗で適用されるとは限りません。

民間修理店を利用するメリットは次のとおりです。

  • 交換料金を抑えやすい
  • 即日対応を受けやすい
  • データを消去せずに作業する店舗が多い
  • 予約なしで相談できる場合がある
  • 古い機種でも受け付けてもらえる可能性がある

一方で、店舗によって使用部品や技術、保証内容には差があります。

価格だけで決めず、次の点を確認してください。

  • 総額に作業費が含まれているか
  • 交換部品の保証期間
  • 修理後の不具合への対応
  • データや端末の取扱方針
  • 防水・耐水性能に関する説明
  • バッテリー以外の故障が見つかった場合の費用

安い店舗が必ずしも悪いわけではありませんが、極端に安い料金だけを強調し、部品や保証の説明がない店舗には注意が必要です。

自分で交換する場合の部品代

iFixitのiPhone 7バッテリー交換ガイドでは、修理キットが29.99ドル、バッテリー単体が24.99ドルで掲載されています。

ほかにも、必要に応じて次の部品や工具を用意します。

  • バッテリー固定用接着ストリップ
  • ディスプレイ用接着シール
  • P2ペンタローブドライバー
  • トライポイントY000ドライバー
  • プラスドライバー
  • オープニングピック
  • 吸盤
  • スパッジャー
  • ピンセット
  • 加熱用のiOpenerなど

接着ストリップは3.99ドル、ディスプレイ用接着剤は4.99ドルといった掲載例があります。

工具を持っていない人は、バッテリー本体だけでなく工具一式の費用がかかるため、民間修理店へ依頼する場合より高くなることもあります。

さらに、海外サイトから購入する場合は、送料や為替、税金なども考慮しなければなりません。

iPhone 7のバッテリー交換方法は3種類

iPhone 7のバッテリー交換方法は、大きく分けて次の3種類です。

  • Appleや正規サービスプロバイダへ依頼する
  • 民間の修理店へ依頼する
  • 交換部品と工具を購入して自分で作業する

どの方法が適しているかは、費用だけでなく、安全性、修理時間、保証、端末の用途によって変わります。

正規サービスは安心感を重視する人向け

正規サービスは、修理後のサポートや部品の信頼性を重視する人に向いています。

ただし、iPhone 7は古いモデルであるため、修理受付や部品在庫の状況を事前に確認する必要があります。

また、端末にバッテリー以外の損傷が見つかると、予定していた金額より高くなる可能性があります。

正規修理を選ぶ場合は、バッテリー交換単体の費用だけでなく、画面や筐体の修理が必要になった場合の上限額も確認しておくと安心です。

民間修理店は費用と時間を抑えたい人向け

すぐにiPhone 7を使える状態へ戻したい場合、民間修理店は有力な選択肢です。

最短30分程度で完了する店舗もあり、仕事や連絡で端末を手放せない人にとって利便性があります。

ただし、修理店によって品質差があるため、口コミだけでなく、保証内容や作業前の説明を確認することが重要です。

修理後の耐水性についても注意してください。

iPhone 7のディスプレイは接着シールで固定されています。分解時にこのシールが損傷するため、新しいシールへ交換しなければ、本来の耐水性を維持できない可能性があります。

接着シールを交換した場合でも、新品出荷時と同等の耐水性が完全に戻るとは限りません。修理後は水回りでの使用を避けたほうが安全です。

自分での交換は経験者向け

iFixitのガイドでは、iPhone 7のバッテリー交換は「中レベル」、所要時間は30分から2時間とされています。

手順は33段階に及び、ディスプレイの開口、複数のネジやコネクターの取り外し、Taptic Engineの取り外し、接着ストリップの処理などが必要です。

単純に裏蓋を開けてバッテリーを入れ替える作業ではありません。

作業に失敗すると、次のような故障につながるおそれがあります。

  • ディスプレイケーブルの断線
  • タッチ操作の不具合
  • 画面に白い線が表示される
  • コネクターや基板の破損
  • ホームボタン周辺の損傷
  • バッテリーの変形や発火
  • 耐水性の低下

筆者としては、スマートフォンの分解経験がなく、iPhone 7を今後も使用したい人には、DIY交換を積極的には勧めません。

工具代と失敗時の損失を考えると、数千円で交換できる民間修理店へ依頼したほうが、結果的に安く済む可能性が高いためです。

iPhone 7のバッテリーを自分で交換する手順と注意点

自分で交換する場合は、作業前の安全対策が特に重要です。

ここではiFixitのガイドをもとに、全体の流れと重要な注意点を整理します。

作業前にバッテリー残量を25%以下にする

分解を始める前に、バッテリー残量を25%以下まで減らします。

充電されたリチウムイオンバッテリーに穴が開くと、発火や破裂につながるおそれがあるためです。

残量を減らした後、iPhoneの電源を完全に切ります。

画面が浮いている、バッテリーが膨張している、異臭や異常な発熱がある端末は、自分で分解しないでください。

本体下部のネジを外してディスプレイを開く

iPhone 7の下部には、3.4mmのペンタローブネジが2本あります。

ネジを外した後、iPhone下部を温め、ディスプレイを固定している接着剤を柔らかくします。

iFixitの手順では、専用のiOpenerやヘアドライヤーなどを使い、下端を約90秒温める方法が紹介されています。

ただし、過度な加熱はディスプレイやバッテリーを傷める可能性があります。

オープニングピックを使う場合は、内部のケーブルを傷つけないよう、先端から3mmの位置に印を付けます。

特にiPhone右側には壊れやすいディスプレイケーブルがあるため、ピックを深く差し込んではいけません。

ディスプレイは15度以上持ち上げない

画面とフレームの間に隙間を作った後も、一気にディスプレイを持ち上げてはいけません。

ディスプレイは内部のリボンケーブルでロジックボードにつながっています。ガイドでは、最初に持ち上げる角度を15度以下に抑えるよう注意されています。

接着剤を切り離した後は、本のページをめくるように、ディスプレイを横へ開きます。

完全に取り外すまでは、画面の後ろに支えを置き、ケーブルに負荷がかからない状態を保ちます。

最初にバッテリーコネクターを外す

内部へアクセスしたら、下部コネクターブラケットを固定しているトライポイントY000ネジを4本外します。

ネジは次の長さに分かれています。

  • 1.2mmネジ3本
  • 2.4mmネジ1本

異なる長さのネジを間違った場所に戻すと、端末内部を傷つける可能性があります。取り外した位置が分かるように管理してください。

ブラケットを外したら、スパッジャーを使い、バッテリーコネクターをロジックボードから外します。

ディスプレイケーブルを触る前に電源供給を遮断することで、ショートや部品破損のリスクを下げられます。

ディスプレイとTaptic Engineを取り外す

ガイドでは、作業中にディスプレイケーブルを傷つけるリスクを減らすため、ディスプレイアセンブリを完全に取り外します。

2本のディスプレイコネクターと、フロントパネルセンサーのコネクターを外した後、ディスプレイを本体から分離します。

コネクターを再接続するときは、中央を強く押してはいけません。

位置がずれたまま押し込むと、コネクターが曲がり、画面が映らない、白い線が出る、タッチが反応しないといった故障につながる可能性があります。

続いて気圧ベントとTaptic Engineを取り外し、バッテリー下部の接着ストリップへアクセスします。

接着ストリップをゆっくり引き抜く

iPhone 7のバッテリーは、2本の伸縮する接着ストリップでリアケースに固定されています。

ピンセットでタブを剥がし、iPhoneの下側に向けて、ゆっくり一定の力で引っ張ります。

引っ張る角度は60度以下が推奨されています。

ストリップは元の長さの数倍まで伸びます。急に引いたり、シワが入ったりすると途中で切れやすくなります。

2本目を取り外すときは、バッテリーが急に外れて飛び出さないよう、手で支えておきます。

ストリップが切れた場合は無理にこじらない

接着ストリップが途中で切れた場合、90%以上の高濃度イソプロピルアルコールを数滴入れ、接着剤を弱める方法が紹介されています。

注入後は約1分待ち、バッテリーを慎重に持ち上げます。

ただし、次の行為は避けてください。

  • ロジックボード側からこじ開ける
  • 金属工具をバッテリーへ突き刺す
  • バッテリーを力任せに引き抜く
  • バッテリーを曲げる
  • 本体を過度に加熱する
  • ボリュームボタン側のケーブルを傷つける

バッテリーが外れない場合は、追加のアルコールや適度な加熱で接着剤を弱めます。

デンタルフロスなどでバッテリーとケースの間を切り離す方法もありますが、内部の部品を傷つける可能性があるため、慎重な作業が必要です。

新しいバッテリーを取り付けて再組み立てる

古いバッテリーを取り外したら、内部に残ったアルコールや汚れを除去し、完全に乾かします。

新しいバッテリーを固定する前に、コネクターを一時的に接続し、バッテリーが正しい位置に収まるか確認します。

位置を確認したら、いったん接続を外し、新しい接着ストリップで固定してから、分解と逆の順番で組み立てます。

ディスプレイ周囲の接着シールを交換しない場合、端末は動作しても、従来の耐水性能を維持できない可能性があります。

取り外したバッテリーは家庭ごみとして捨てず、自治体の案内や認証を受けた回収・リサイクル窓口へ持ち込んでください。

交換後にバッテリーをキャリブレーションする

iFixitのガイドでは、交換後の性能を最適化するため、次の手順でバッテリーを調整する方法が案内されています。

  • バッテリーを100%まで充電する
  • 100%になった後も最低2時間充電を続ける
  • 電池切れで電源が落ちるまで使用する
  • 途中で継ぎ足さず、一気に100%まで充電する

この作業はバッテリーそのものの容量を増やすものではありません。

端末側の残量表示と実際の充電状態を合わせ、残量表示のずれを減らすための手順です。

バッテリー交換と機種変更はどちらを選ぶべき?

iPhone 7のバッテリー交換を考える際、現在の端末に数千円をかける価値があるかどうかも検討する必要があります。

iPhone 7は2016年9月に発売され、2019年9月にAppleでの販売が終了しました。

A10 Fusionチップ、4.7インチディスプレイ、Touch ID、Apple Payなどを搭載しており、電話や軽いWeb閲覧、音楽再生などには使える可能性があります。

一方で、主要なiOSアップデートの対象からは外れています。

今後は利用できないアプリが増えたり、Webサービスの表示に不具合が出たりする可能性があります。バッテリーを新品にしても、処理性能やOSの対応状況は改善しません。

バッテリー交換が向いているケース

次のような使い方なら、低価格でバッテリーを交換する意味があります。

  • 電話や音楽再生など用途を限定している
  • Wi-Fi専用のサブ端末として使う
  • 写真や動画を見る端末として使う
  • 特定のアプリが現在も問題なく動いている
  • Touch ID付きの小型端末を使い続けたい
  • 本体や画面に目立つ故障がない
  • 数千円で交換できる修理店が見つかった

たとえば3,480円程度で交換でき、本体の状態も良いなら、サブ機として延命する選択には合理性があります。

特に、音楽プレーヤーや自宅用リモコンなど、個人情報を多く扱わない用途では活用しやすいでしょう。

機種変更を優先したほうがよいケース

次の状態では、バッテリー交換より機種変更を検討したほうがよいと考えられます。

  • メイン端末として決済やネットバンキングに使う
  • 必要なアプリがiPhone 7に対応していない
  • 画面割れや充電端子の故障もある
  • カメラや処理速度に不満がある
  • 修理費用が端末価値に対して高い
  • 今後も数年間使い続けたい
  • 5G通信や新しい機能が必要
  • バッテリー以外の故障も疑われる

iPhone 7と同じ4.7インチ画面やホームボタンを好む場合は、iPhone SEシリーズが代替候補になります。

より長いOSサポートやカメラ性能を重視するなら、さらに新しいモデルを選んだほうが、長期的な費用対効果は高くなる可能性があります。

修理費用だけで判断しないことが重要

ここで重要なのは、「バッテリー交換が安いか」ではなく、交換後に何年、何の用途で使うのかを決めることです。

仮に3,000円台で交換できても、必要なアプリが数か月後に使えなくなれば、結果として端末を買い替えることになります。

反対に、Wi-Fi環境で音楽を再生するだけなら、最新機種へ買い替える必要はありません。

筆者としては、iPhone 7のバッテリー交換は「メインスマホを数年間延命する修理」というより、「用途を限定した端末を低コストで再生する修理」と考えるのが現実的だと思います。

iPhone 7のバッテリー交換で注意したいポイント

交換を依頼する前に、価格以外の条件も確認してください。

データは必ずバックアップする

民間修理店が「データを残したまま修理できる」と案内していても、絶対にデータが消えないとは限りません。

修理中に別の不具合が判明したり、端末が起動しなくなったりする可能性はあります。

写真、連絡先、メモ、認証情報など、失いたくないデータは事前にバックアップしてください。

耐水性能は低下する可能性がある

iPhone 7は耐水性能を備えた機種ですが、ディスプレイを開けると周囲の接着シールが損傷します。

新しいシールを施工しても、工場出荷時と同じ耐水性能を完全に保証できるとは限りません。

修理後は、お風呂やキッチン、雨天時など、水分がかかりやすい環境での使用を避けるのが安全です。

バッテリー以外の故障を切り分ける

電池持ちの悪化や発熱は、必ずしもバッテリーだけが原因とは限りません。

充電端子、ケーブル、アプリ、基板、通信環境などに問題がある場合、バッテリーを交換しても症状が改善しないことがあります。

修理店へ依頼する際は、交換前の動作確認と、交換後に改善しなかった場合の対応を確認してください。

交換部品の保証内容を確認する

民間修理店の保証は、すべての故障を無償で直す制度ではありません。

多くの場合、交換したバッテリー自体の初期不良が対象であり、落下や水濡れ、基板故障、画面割れなどは対象外です。

保証期間だけでなく、保証の対象範囲と再修理時の条件を確認しましょう。

iPhone 7のバッテリー交換に関する考察

iPhone 7は発売から約10年が経過しようとしているモデルです。

そのため、バッテリーを交換すれば新品同様のスマートフォンに戻るわけではありません。改善するのは主に電池持ちや電源の安定性であり、処理性能、カメラ性能、通信機能、OS対応は変わりません。

個人的には、iPhone 7を現在もメイン端末として使用している人は、交換費用を払う前に、利用中のアプリが今後も対応するかを確認したほうがよいと考えます。

電話、メッセージ、決済、ネットバンキング、仕事用アプリなど、生活に欠かせない機能が古いOSに対応しなくなると、バッテリーが元気でもメイン端末としては使いにくくなるからです。

一方で、「古いから交換する意味がない」と一律に決めつける必要もありません。

3,000円台など低価格で交換でき、音楽再生、写真閲覧、子ども向け動画、自宅内の操作端末などに用途を限定するなら、買い替えより経済的な場合があります。

ただし、子どもに渡す場合も、インターネット接続やアプリ利用をさせるなら、OSやセキュリティの状態には注意が必要です。単に端末価格が安いという理由だけで、長期間使える安全なスマートフォンとは判断できません。

DIY交換については、動画だけを見ると簡単そうに感じるかもしれません。

しかし実際には、33段階に及ぶ作業と複数種類のネジ管理、接着剤の処理、壊れやすいケーブルの取り外しが必要です。バッテリーを傷つければ安全上の問題にもつながります。

数千円で修理を依頼できる地域なら、初めての人が工具を一式購入して作業する経済的なメリットは限定的です。

今後はiPhone 7の部品在庫が減り、正規・非正規を問わず修理受付が縮小していく可能性があります。

交換を考えている場合は、画面や充電端子など他の部品に問題がないかを確認し、「今回の交換でどの程度使い続けたいか」を決めたうえで判断することが重要です。

まとめ

iPhone 7のバッテリー交換は、最大容量が80%以下になったときや、電池の減りが早い、突然電源が落ちる、発熱が増えたときに検討します。

画面の浮きや本体の変形がある場合は、バッテリー膨張の可能性があるため、使用や充電を中止して早急に修理事業者へ相談してください。

民間修理店では、iPhone 7のバッテリー交換が税込3,480円、最短30分と案内されている例があります。店舗によって料金や保証が異なるため、総額と部品保証、耐水性への対応を確認しましょう。

自分で交換する方法もありますが、ディスプレイケーブルやバッテリーを傷つける危険があります。分解経験がない場合は、専門店へ依頼するほうが現実的です。

また、iPhone 7は主要なiOSアップデートの対象外です。メイン端末として今後も長期間使いたい場合は、バッテリー交換だけでなく機種変更も比較してください。

よくある質問

iPhone 7のバッテリーは最大容量何%で交換すべきですか?

一般的な目安は最大容量80%以下です。

ただし、80%を上回っていても、突然の電源落ちや著しい電池持ちの悪化がある場合は、点検や交換を検討してください。

iPhone 7のバッテリー交換には何分かかりますか?

民間修理店では最短30分と案内されている例があります。

自分で交換する場合、iFixitのガイドでは30分から2時間が目安です。Appleや正規サービスでは、混雑状況や部品在庫によって所要時間が変わります。

iPhone 7のバッテリーは自分で交換できますか?

部品と工具を用意すれば交換は可能ですが、作業難易度は中レベルとされています。

内部ケーブルの断線やバッテリーの損傷、耐水性の低下などのリスクがあるため、分解経験がない人は修理店への依頼が安全です。

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