iPhoneのライブリスニングは、iPhoneをリモートマイクとして使い、周囲の音を対応するAirPodsやBeatsへ届ける聞こえの補助機能です。
会話やテレビの音を聞き取りやすくできますが、ライブリスニング単体は、聞こえ方を個別調整する補聴器やAirPods Proのヒアリング補助機能とは異なります。
この記事では、2026年8月3日時点のApple公式情報をもとに、ライブリスニングの対応機種、設定方法、使い方、表示されないときの原因を初心者向けに解説します。
設定画面のどこを触ればよいのか分からない方も、一つずつ確認していきましょうね。
iPhoneのライブリスニングとは?
ライブリスニングとは、iPhoneやiPadのマイクで拾った音を、対応するAirPods・Beats・MFiヒアリングデバイスへリアルタイムで送る機能です。
Appleはライブリスニングについて、iPhoneやiPadをマイクのように使い、騒がしい環境で会話を聞き取りやすくしたり、部屋の向こう側にいる人の声を聞いたりできる機能と案内しています。
音が届く流れは、次のとおりです。
**相手の声やテレビの音
→ iPhoneのマイクが拾う
→ 音声がAirPodsなどへ送られる
→ イヤホンから聞こえる**
難しそうに見えますが、iPhoneを小さなワイヤレスマイクとして使うイメージです。
普段のAirPodsは、iPhoneで再生している音楽や動画、通話の音声を聞くために使いますよね。
ライブリスニングをオンにすると、再生中のコンテンツではなく、iPhoneの周囲で鳴っている音をイヤホンから聞けるようになります。
ライブリスニングが役立つ場面
ライブリスニングは、聞きたい音の場所がはっきりしている場面に向いています。
たとえば、次のような使い方ができます。
- 騒がしい店内で、向かいに座る人の声を聞き取りたい
- テレビの近くにiPhoneを置き、離れた席で音を聞きたい
- 会議で発言者の近くにiPhoneを置き、声を聞き取りやすくしたい
- 講演や授業で、話し手の声をイヤホンへ届けたい
- 補聴器が使えないときに、短時間だけ聞こえを補助したい
ただし、ライブリスニングには、周囲の雑音だけを消して相手の声を選び出す機能があるわけではありません。
食器が触れる音、空調の音、机をたたく音などもiPhoneのマイクへ入れば、一緒にイヤホンへ届きます。
そのため、ライブリスニングは「どこでも快適に聞こえる機能」ではなく、聞きたい音の近くへiPhoneを置ける場面で使う遠隔マイク機能と考えると分かりやすいですよ。
外部音取り込みモードとの違い
AirPods Proなどには、周囲の音を聞きやすくする「外部音取り込みモード」もあります。
ライブリスニングと似ていますが、音を拾う場所が異なります。
機能 音を拾う場所 向いている場面
ライブリスニング 離れた場所に置いたiPhone テレビ、対面の会話、講演
外部音取り込みモード 耳に装着したAirPods 歩行中、近くの人との会話、周囲の確認
外部音取り込みモードは、AirPods本体のマイクで自分の周囲の音を取り込みます。
一方、ライブリスニングは、iPhoneを置いた場所の音を拾います。
テレビの近くにiPhoneを置きたい場合はライブリスニング、自分の周囲の音を自然に聞きたい場合は外部音取り込みモードというように使い分けましょう。
iPhoneのライブリスニングに対応する機種は?
ライブリスニングは、一般的なBluetoothイヤホンすべてで使えるわけではありません。
2026年8月3日時点でAppleがライブリスニング対応機器として案内している主な製品は、次のとおりです。
| 種類 | 主な対応機器 |
|---|---|
| AirPods | AirPods、AirPods Pro、AirPods Max |
| Beats | Powerbeats Pro、Beats Fit Pro、Powerbeats Fit |
| ヒアリングデバイス | Made for iPhone対応機器 |
さらに、対応するAirPodsやBeatsで使用する場合は、iOSまたはiPadOS 14.3以降を搭載したiPhone・iPadが必要です。
Bluetoothで音楽を聞けるイヤホンでも、ライブリスニングに対応していなければ、コントロールセンターに項目が表示されなかったり、オンにできなかったりします。
「iPhoneにつながるイヤホンなら使える」と思いやすいのですが、ここは間違えやすいポイントです。
AirPodsならすべて同じ機能を使えるとは限らない
ライブリスニングは複数のAirPodsシリーズで利用できますが、AirPodsの世代によって、そのほかに使える機能は異なります。
たとえば、ノイズキャンセリングや外部音取り込みモードに対応していないAirPodsもあります。
また、2026年8月時点では、AirPods Pro 2とAirPods Pro 3に、ライブリスニングとは別の「ヒアリングチェック」や「ヒアリング補助機能」が用意されています。
名前が似ているため、次のように分けて覚えましょう。
- ライブリスニング:iPhoneを離れた場所のマイクとして使う
- ヒアリングチェック:AirPods Proを使って聴力の状態を確認する
- ヒアリング補助機能:検査結果に合わせて、聞こえ方を調整する
- 外部音取り込みモード:AirPods周辺の音を耳へ取り込む
ライブリスニングが使えるからといって、同じAirPodsでヒアリング補助機能も使えるとは限りません。
Made for iPhone対応補聴器でも使える
ライブリスニングは、Made for iPhone対応の補聴器やヒアリングデバイスでも利用できます。
Made for iPhoneは「MFi」と略されることもあり、iPhoneとの連携を想定して設計された機器を示します。
対応機器では、製品によって次のような機能を利用できます。
- iPhoneのマイクで拾った音を補聴器へ送る
- 電話やビデオ通話の音声を補聴器で聞く
- 音楽や動画の音を補聴器へ送る
- iPhoneから音量などを調節する
- 電池残量を確認する
ただし、使える機能や設定方法は、メーカーと機種によって異なります。
MFi対応と書かれていても、すべての機種で同じ操作ができるとは限らないため、製品の説明書やメーカーの案内も確認してくださいね。
iPhoneでライブリスニングを設定する方法
ライブリスニングは、対応イヤホンをiPhoneへ接続したうえで、コントロールセンターから追加・起動します。
2026年8月3日時点のiPhoneユーザガイドでは、コントロールセンターへライブリスニングを追加して使用する方法が案内されています。
iOSのバージョンによって画面の見え方が異なるため、現在の操作と旧バージョンの操作を分けて説明します。
1.AirPodsやBeatsを接続する
最初に、使用するAirPodsやBeatsをiPhoneへ接続します。
普段から同じiPhoneで音楽を聞いている場合でも、現在接続されているか確認しておくと安心です。
1. iPhoneで「設定」を開く
2. 「Bluetooth」をタップする
3. Bluetoothがオンになっているか確認する
4. 使用するイヤホンを探す
5. 機器名の横に「接続済み」と表示されているか確認する
「未接続」と表示されている場合は、機器名をタップしてください。
AirPodsが別のiPhoneやiPadへ接続されていると、ライブリスニングを起動できない場合があります。
2.コントロールセンターへ追加する
近年のiOSでは、コントロールセンターを開いた状態で項目を追加できます。
基本的な手順は次のとおりです。
1. 画面右上から下へスワイプする
2. コントロールセンターの空いている場所を長押しする
3. 「コントロールを追加」をタップする
4. 「聴覚アクセシビリティ」を探す
5. 「ライブリスニング」をタップする
検索欄が表示される場合は、「ライブリスニング」または「聴覚」と入力すると見つけやすくなります。
ホームボタンがあるiPhoneでは、画面下端から上へスワイプしてコントロールセンターを開く機種もあります。
旧iOSでは「設定」から追加する場合がある
古いiOSでは、次の場所から「聴覚」をコントロールセンターへ追加する方式が使われていました。
「設定」→「コントロールセンター」→「聴覚」を追加
インターネット上の解説と自分の画面が違う場合は、故障ではなく、iOSの更新によって追加方法が変わっている可能性があります。
「聴覚」「聴覚アクセシビリティ」「ライブリスニング」という名前を目印に探してみましょうね。
iPhoneのライブリスニングを使う方法は?
対応イヤホンを装着し、コントロールセンターからライブリスニングをオンにしたら、iPhoneを聞きたい音の近くへ置きます。
使用手順は次のとおりです。
1. AirPodsまたは対応するBeatsを耳に装着する
2. iPhoneとの接続を確認する
3. コントロールセンターを開く
4. ライブリスニングをタップする
5. 機能をオンにする
6. iPhoneを聞きたい相手や音源の近くへ置く
7. 必要に応じてイヤホンの音量を調節する
使用後は、ライブリスニングをもう一度タップしてオフにしてください。
ライブリスニング中はiPhoneを手元から離すことがあるため、終了後の置き忘れにも注意しましょう。
会話で使うときの置き方
対面で会話するときは、iPhoneを話している人の近くへ置きます。
机を挟んで話しているなら、自分の手元ではなく、相手に近い側へ置いたほうが声を拾いやすくなります。
ただし、相手に知らせずiPhoneを置くと、録音しているのではないかと誤解される可能性があります。
ライブリスニング自体は録音機能ではありませんが、「声を聞き取りやすくするために、この機能を使います」と一言伝えておくと安心です。
また、バッグやポケットの中へ入れると、次のような音が大きく聞こえることがあります。
- 衣服がこすれる音
- バッグの中身がぶつかる音
- 足音
- iPhoneへ触れた音
- 机の振動音
マイク部分を布や手でふさがず、安定した机の上などへ置きましょう。
テレビの音を聞くときの使い方
テレビの音を聞きたい場合は、iPhoneをテレビのスピーカーに近い場所へ置きます。
家族がテレビ本体の音量を上げたくない場合でも、自分のAirPodsへ音を届けられるのが利点です。
ただし、テレビ映像とAirPodsから聞こえる音に、わずかなずれを感じることがあります。
また、ライブリスニングではテレビと直接接続しているわけではなく、テレビのスピーカーから出た音をiPhoneのマイクが拾っています。
周囲で家族が話したり、食器を片づけたりしている場合は、その音も一緒に聞こえます。
会議や講演で使用するときの注意
会議や講演では、話し手に近い場所へiPhoneを置くほど、声を拾いやすくなります。
ただし、ライブリスニングに「必ず何メートルまで届く」という公式保証距離が示されているわけではありません。
Bluetooth通信は、壁、家具、人の数、ほかの無線機器、イヤホンとiPhoneの間の障害物などに影響されます。
「約10メートルまで使える」と紹介されることもありますが、これは一般的なBluetooth通信の一例であり、ライブリスニングが常に10メートル先でも安定するという意味ではありません。
会場で使用する場合は、本番前に実際の座席とiPhoneの置き場所で接続状態を確認してください。
主催者や話し手の近くへiPhoneを置く場合は、必ず許可を取りましょう。
ライブリスニングが表示されない・使えない原因は?
ライブリスニングを使えない場合は、対応機器、接続状態、充電、iOS、コントロールセンターの順に確認しましょう。
Appleも、ライブリスニングが有効にならない場合は、Bluetoothがオンになっていることと、ヘッドフォンが充電されていることを確認するよう案内しています。
対応していないイヤホンを使っている
最初に確認したいのが、イヤホンの対応状況です。
一般的なBluetoothイヤホンは、iPhoneで音楽を聞けても、ライブリスニングには対応していない場合があります。
イヤホンの商品名や型番を確認し、Appleが案内する対応機器に含まれているか調べましょう。
Bluetoothがオフになっている
「設定」から「Bluetooth」を開き、スイッチがオンになっているか確認します。
コントロールセンターでBluetoothのアイコンを操作した場合、一時的にアクセサリとの接続だけが解除されていることもあります。
状態が分かりにくいときは、「設定」アプリのBluetooth画面を確認するのが確実です。
イヤホンが接続されていない
AirPodsやBeatsが近くにあっても、iPhoneと接続されていなければライブリスニングを使えません。
Bluetooth画面で、機器名の横に「接続済み」と表示されているか確認してください。
別のiPhone、iPad、Macへ自動的に接続されている場合は、使用したいiPhoneから接続し直しましょう。
AirPodsやBeatsの充電が不足している
イヤホンの充電が切れていると、ライブリスニングは起動できません。
左右の充電残量に差がある場合は、片耳だけ聞こえなかったり、途中で接続が切れたりすることもあります。
AirPodsをケースへ戻し、イヤホンとケースの両方を充電してから試してみてください。
コントロールセンターへ追加されていない
ライブリスニングのボタンが見つからない場合は、コントロールセンターへ追加されていない可能性があります。
編集画面を開き、次の言葉を探しましょう。
- ライブリスニング
- 聴覚
- 聴覚アクセシビリティ
iOSのバージョンによって名称やアイコンの表示方法が異なります。
iOSが古い
AirPodsや対応Beatsでライブリスニングを使うには、iOSまたはiPadOS 14.3以降が必要です。
更新状況は、次の場所で確認できます。
「設定」→「一般」→「ソフトウェアアップデート」
アップデートを行う場合は、念のためデータをバックアップし、充電器と安定したWi-Fiを用意してから進めましょう。
一時的な接続エラーが起きている
対応機器や設定に問題がなくても、一時的な通信エラーでライブリスニングを使えない場合があります。
次の順番で接続をやり直してみてください。
1. ライブリスニングをオフにする
2. AirPodsをケースへ戻す
3. iPhoneを再起動する
4. AirPodsを取り出して再接続する
5. ライブリスニングをオンにする
それでも改善しない場合は、Bluetooth画面からイヤホンの登録を解除し、もう一度ペアリングする方法があります。
ただし、登録解除後は再設定が必要になるため、先に通常の再起動を試すのがおすすめです。
ライブリスニングは補聴器の代わりになる?
ライブリスニング単体は、一人ひとりの聴力に合わせて調整された補聴器を、そのまま置き換える機能ではありません。
ライブリスニングは、iPhoneの周囲にある音をまとめてAirPodsなどへ送ります。
相手の声だけではなく、空調、食器、足音、衣服がこすれる音などもマイクへ入れば、一緒に大きく聞こえる可能性があります。
また、人によって聞き取りにくい音の高さや程度は異なります。
ライブリスニングでは、聞きたい人の聴力に合わせて特定の音域を細かく調整することを主な目的としていません。
AirPods Proのヒアリング補助機能とは別物
ここで注意したいのが、AirPods Pro 2とAirPods Pro 3に用意されているヒアリング補助機能です。
Appleのヒアリング補助機能は、軽度から中程度の難聴が認められる18歳以上の人を対象とし、ヒアリングチェックや聴覚専門医によるオージオグラムの結果を使って音を調整します。
つまり、次の2つは仕組みも目的も異なります。
- ライブリスニング:iPhoneをリモートマイクにする
- ヒアリング補助機能:検査結果に合わせてAirPods Proの音を調整する
「AirPodsは補聴器の代わりにならない」と一括りにすると、現在の機能を正確に説明できません。
正しくは、ライブリスニング単体は、聴力に合わせた補聴器やヒアリング補助機能と同じものではないと理解しておきましょう。
なお、AirPods Proのヒアリング補助機能は、対応モデル、年齢、OS、ファームウェア、国や地域などの条件があります。
利用前には、自分の機種で機能が提供されているかAppleの最新情報を確認してください。
一時的な遠隔マイクとしては役立つ
ライブリスニングは補聴器と同じ仕組みではありませんが、用途を限定すれば便利です。
特に向いているのは、テレビや対面の会話など、聞きたい音の位置が変わりにくい場面です。
iPhoneを音源の近くへ置くことで、「自分の耳を音の近くへ移動する代わりに、iPhoneのマイクを近づける」ような使い方ができます。
筆者としては、ライブリスニングを補聴器の簡易版と考えるより、手持ちのiPhoneとAirPodsで使える遠隔マイクと捉えるほうが、メリットと限界を理解しやすいと考えます。
移動中や複数人が別々の方向から話す場面には向きにくい一方、音源の位置が決まっている場面では試す価値があります。
急に聞こえにくくなった場合は受診を優先する
ライブリスニングで音を大きく聞けたとしても、聞こえにくさの原因が解決したわけではありません。
特に、次のような変化がある場合は、設定だけで様子を見続けず、耳鼻咽喉科へ相談してください。
- 片耳だけ急に聞こえにくくなった
- 耳鳴りが突然始まった
- 耳が詰まったように感じる
- めまいを伴っている
- 昨日までは聞こえていた音が聞こえない
日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会は、突発性難聴について、早く治療を始めるほど回復の可能性が高まるとし、初期症状がある場合は早めに医療機関を受診することが大切だと案内しています。
ライブリスニングは診断や治療を行う機能ではありません。
急な変化があるときは、イヤホンの設定よりも受診を優先しましょう。
ライブリスニングを安全に使う注意点は?
音量を上げすぎないこと、iPhoneを置き忘れないこと、他人の会話を無断で聞かないことが大切です。
便利な機能だからこそ、使う場面と方法を選びましょう。
音量より先にiPhoneの位置を調整する
聞き取りにくいと、すぐにイヤホンの音量を上げたくなります。
しかし、iPhoneが音源から離れている状態で音量だけを上げると、聞きたい声だけでなく雑音も大きくなります。
次の順番で調整してみてください。
1. iPhoneを聞きたい音へ近づける
2. マイクをふさいでいる物を取り除く
3. 机の振動や風が少ない場所へ移す
4. 周囲の雑音を減らす
5. 最後に音量を少しずつ上げる
音源との距離を縮めるだけで、必要以上に音量を上げずに済む場合があります。
他人の会話を無断で聞かない
ライブリスニングは、iPhoneを置いた場所の音を離れた場所から聞けます。
そのため、自分が参加していない会話を聞く目的で使えば、プライバシー上の問題や人間関係のトラブルにつながります。
家族や職場の人であっても、知らない間にiPhoneを置いて会話を聞くような使い方は避けてください。
会議や講演で使う場合も、iPhoneを置く前に主催者や話し手へ確認しましょう。
iPhoneの置き忘れに注意する
ライブリスニングでは、テレビや会話相手の近くへiPhoneを置きます。
AirPodsから音が聞こえているため、iPhoneが手元にないことを忘れてしまうかもしれません。
飲食店、会議室、講演会場などで使用したあとは、次の2点をセットで行いましょう。
- ライブリスニングをオフにする
- 置いたiPhoneを回収する
「機能を切ったらiPhoneを手に持つ」と決めておくと、置き忘れを防ぎやすくなりますよ。
iPhoneのライブリスニングに向いている人は?
ライブリスニングが向いているのは、すでに対応するiPhoneとAirPodsなどを持っており、特定の場面だけ聞こえを補助したい人です。
特に、次のような人は活用しやすいでしょう。
- テレビの音を自分だけ少し聞きやすくしたい
- 対面で話す相手の声を拾いたい
- 講演や授業で話し手の声を聞き取りたい
- 新しい専用機器を買う前に遠隔マイクを試したい
- AirPodsのアクセシビリティ機能を活用したい
反対に、移動しながら使いたい人や、さまざまな方向から声が飛び交う場所で使いたい人には、扱いにくい可能性があります。
ライブリスニングは、iPhoneの置き場所が音質を左右します。
聞きたい相手が動くたびにiPhoneも移動させる必要があるため、日常のすべての会話を支える用途には向きません。
この特徴を理解したうえで、テレビ、対面の会話、講演など、音源が固定されている場面に絞って使うのが現実的です。
まとめ
iPhoneのライブリスニングは、iPhoneやiPadをリモートマイクとして使い、周囲の音を対応するAirPods、Beats、MFiヒアリングデバイスへ送る機能です。
2026年8月3日時点では、AirPods、AirPods Pro、AirPods Max、Powerbeats Pro、Beats Fit Pro、Powerbeats Fitなどが案内されており、AirPodsやBeatsで使うにはiOS・iPadOS 14.3以降が必要です。
設定は、対応イヤホンを接続し、コントロールセンターへライブリスニングを追加してオンにします。
使えないときは、次の順番で確認しましょう。
- 使用しているイヤホンが対応しているか
- Bluetoothがオンになっているか
- イヤホンが「接続済み」になっているか
- イヤホンが充電されているか
- コントロールセンターへ追加されているか
- iOSが対応バージョンになっているか
ライブリスニングは、聞きたい音の近くへiPhoneを置ける場面では便利ですが、ライブリスニング単体は、聴力に合わせて調整する補聴器やAirPods Proのヒアリング補助機能と同じものではありません。
補聴器の簡易版ではなく、テレビや会話の音を近くで拾う遠隔マイク機能として使うと、無理なく活用できますよ。
よくある質問
iPhoneのライブリスニングはどこにありますか?
コントロールセンターの編集画面から追加できます。
「コントロールを追加」を開き、「ライブリスニング」または「聴覚アクセシビリティ」を探してください。古いiOSでは、「設定」内の「コントロールセンター」から「聴覚」を追加する場合があります。
ライブリスニングは普通のBluetoothイヤホンでも使えますか?
すべてのBluetoothイヤホンで使えるわけではありません。
AirPods、AirPods Pro、AirPods Max、Powerbeats Pro、Beats Fit Pro、Powerbeats Fitなど、Appleが案内する対応機器が必要です。
ライブリスニングとヒアリング補助機能の違いは何ですか?
ライブリスニングは、iPhoneを離れた場所のマイクとして使う機能です。
AirPods Pro 2・AirPods Pro 3のヒアリング補助機能は、ヒアリングチェックやオージオグラムの結果を使い、利用者の聞こえ方に合わせて音を調整します。

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